X-MEN:デイズ・オブ・フューチャーパスト (MARVEL)

  • ヴィレッジブックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864911344

作品紹介・あらすじ

2013年のアメリカ。ミュータントのみならず、あらゆる超能力者が迫害され、恐怖政治が人々の上に重くのしかかる暗黒の時代。今、この悲劇の連鎖に終止符を打つべく、一人のミュータントが立ち上がった。目指すは、全てが始まった1980年!現代と未来を股にかけるショッキングなストーリー展開で話題を呼んだ名作「デイズ・オブ・フューチャーパスト」を中心に、X‐MENがコミックスシーンの頂上へと駆け上がった時期の作品を網羅。

感想・レビュー・書評

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  • 映画『フューチャー&パスト』の原作が収録されたX-MEN個人誌のクラシックな一冊。映画で興味を持った人にはそれほどお勧めしないが、X-MENそのものへの関心が高い人は必読の一冊である。

    この時期のアメコミの邦訳は入手するのが大変な中、それが入手しやすい邦訳で出ているのだけでもありがたい。しかも、それだけではなくサイクロップスの回想という形で「#1」…本当に最初の最初からどんな戦いを繰り広げてきたのかというのが事細かに説明される話が掲載されているのだ。その資料価値たるや。解説書ではここまで時系列順にはわからないので、ぜひ一読したいところだ。

    表題作の「デイズ・オブ・フューチャーパスト」編はなんといくつか掲載されている話の2話分でしかない。それでいて評判を残し、映画の元になるんだからすさまじい。映画で見たものを期待すると肩透かしを食らうだろうが、逆にそれだけ膨らませがいのある展開だったということを考えるに、とても面白いものだろう。

    そのほかの話もかなり多様で、それぞれ面白みがあってよい。ダークな近年の世界観も面白いが、メンバーが明るくやっているような話を読めるというのもやはり大事なところだろう。

  • クリス・クレアモント、話をこじらせる天才〜。そりゃ解説がメチャクチャな量にもなる。表題作から希有壮大な地獄編、一方孤軍奮闘のアクションサスペンスのクリスマス話までやっぱり稀代のストーリーテラーぶり。バーン&オースティンコンビの男っぽくも流麗なアートも魅力的。

  • 『 The UNCANNY X-MEN 』
    #138 ~ #143

    実写映画化の題材にもなったこのお話。
    映画では時空移動するのはウルヴァリンだったけど
    原作では未来のキティが現代へ来て
    最悪の未来を変えるために現代のX-MENたちと
    共に奮闘する…という
    タイトル通りの物語だけではなく!

    コミックの出だしは悩むサイクロップスの話から。
    最愛の人を失い、
    これまでX-MENとして生きてきた日々を振り返る。

    他にもナイトクロウラーの誕生日回も!
    誕生日にえらいことなってしもて、
    地獄へ飛ばされてしまうナイトクロウラー。
    そんなナイトクロウラーを救うために
    ストレンジ先生とX-MENたちが
    がんばる話もあってなかなかに面白かったです!

  • 映画、「X-MEN フューチャー&パスト」を見てきました。
    めっちゃ、良かったです。

    まあ、わたしが昔からのX-MEN好きだということを省いても、今までのマーベルのアメコミ映画のなかで、ベストといっていい出来だったんではないかと思います。
    しかも、今回、シリーズものとしてもよかった。

    シリーズ物って、「3」ぐらいまでいくと金はあるんだけどなんだかどんどんお話はいろんなもの出し過ぎでわけがわかんなくなっていく傾向があると思います。特に、旧「スパイダーマン」の3とかは、なんか、作品をうまく収拾できなかった感じが大きかった。

    でも、この物語は、今までの「X-MEN」の物語のラインの全ての続編でありながら、単品としても見られて、しかも、確かに全部をまとめた凄い映画になっておりました。

    ということで、この映画の原案であるアメコミ「X-MEN デイズ・オブ・フューチャーパスト」も勢いで読みました。
    映画の「フューチャー&パスト」の出来があまりにもよかったので、ちょっと期待度が上がりすぎでしたねぇ。
    この本の価値としては、フェニックス・サーガの続きが読めるというところかなぁ。

    デイズ・オブ・フューチャー・パストの話自体は、短いです。どっちかというと、ジーン・グレイ亡き後、サイクロップスの抜けた後のストームがリーダーになったX-MENの活躍と、そこに、新人若手のが、キティ・プライドがどうやって成長して馴染んでいくのかという話が中心です。

    そして、未来がどうなったかも、けっこうわからないままで終わってしまいます。まあ、ずっと続いていく物語なのに、未来が確定したら困りますからねぇ。
    といいつつ、今まで、何人も未来からヒーローが来ているX-MENなのですが。

    以下、ネタバレも含めての映画の感想です。
    http://asobo.littlestar.jp/rin/2014/07/31/%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%80%81%E8%B6%85%E3%82%88%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%EF%BC%81%EF%BC%81/

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