- Amazon.co.jp ・本 (656ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864912280
作品紹介・あらすじ
18世紀アメリカ。父から引きついだプランテーションを細腕で切り盛りするキャシーはある日、奴隷船の中に瀕死のイギリス人を見つける。凶悪犯罪を償うため海を渡ってきた野蛮な男の身を、キャシーは思わず買い受けてしまうが、彼の正体は陰謀により別人にすりかえられた名門一族の紳士だった!令嬢と囚人という二人の関係は、しだいにひそやかな熱を持ちはじめ…実力派作家の名作がついに登場!!
感想・レビュー・書評
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これが処女作とは恐れ入る。
この作家は大好きというほどではないけど、いつも引き込まれます。
波乱万丈すぎる展開の片りんはデビュー作からあったんですね~。
正直、悪党がもっと苦しんだ結末になってほしかったけど。
息子の名づけはビミョーだと思うけどな~(^^;
二作目、三作目読みたい!翻訳請う! -
海外版大河ドラマ 読み応え有り
本家ではシリーズ3まで出てる
2:キャッシーの兄弟でジェイミーとブリジットの話
3:アレックとキャッシーの息子ニコラスの話
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長かった。苦難が多すぎて最後の最後まで話が好転せずハラハラした。
処女作で長くてもグイグイ最後まで読ませてしまうのがこの作家の筆力でさすがだなと思った。 -
脱稿まで7年という歳月をかけて書かれたデビュー作、時代背景を調べるだけでも二年半かけたそうで、読み応えのある一作となっております。
18世紀初頭、アメリカ独立より前の植民地時代のプランテーションのお話です。
奴隷問題に対する様々な問題点、年季奉公なりの苦境などなど、想像もつかない暗い時代の背景だけではなく、彼らの生活(イギリスとの屋敷の規模の違いから食生活”パンがなかった!”)に至るまで、とても勉強になりした。
651pによる、かなりボリュームのある作品ですが、波瀾万丈の二人の運命がどうなるのか、ラストまで手に汗のヒストリカルロマとなっております。
あらすじなど下記
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4662.html