- Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864913584
感想・レビュー・書評
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フランスのバンドデシネでも活躍していた巨匠・メビウスが手掛けた珍しいコミックス・シルバーサーファーの邦訳。
ギャラクタスとシルバーサーファーという定形の組み合わせの中で、少し役回りを変えてあげることで教訓めいた話を展開するのに成功している。人々を啓蒙する、という形のヒーロー像は新鮮でとても興味深かった。色彩が鮮烈ではないアートがそこに効いている。
メビウスというアーティストを大きく扱う分、コミック部分以外の資料も多い。また、シルバーサーファーのオリジンを語る話も同時に掲載されている。アメコミそのものとしても、シルバーサーファー作品としても資料価値は十分。どこかに興味があったら持っているべきだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これは、見た目とか関係なしに
僕、シルバーサーファー好きかもしれん。笑
フランス出身のライター兼アーティストの
メビウスと
みんな大好きスタンリーが
共に手がけた作品で
最後にはシルバーサーファーの原点である
SilverSurfer v1 # 1が収録されてます!
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話を戻しますと
シルバーサーファーに対して
特になんとも今まで思っていなかったというか、
ええ奴やなぁ〜くらいの感覚だったけど、
このコミックを読んで
シルバーサーファー君
かっこええこと言うやんけ!!って
初めて思えました。笑
特に好きなセリフを抜粋すると
( 王道っちゃ王道なんですけど )
「勝ち目無き戦いと背を向けるなら
どこで勇気を奮えばいい。
挑戦とは勝算の有無で決断するものではない。」
とか!
ギャラクタスの、
お前を拒み悪言雑言を
浴びせる者のために戦うとは
いかなる狂気に憑かれたのだ?
という言葉に対して、
弱き者と迷える者のために戦うことが狂気ならば、
私は冷酷な正気より狂気を選ぶ!
など!
未知のものに盲信したり
恐怖を感じ攻撃したりする
人間に対しても、
それでも心に光がある人類はいるからと
人類のためにがんばってくれる
シルバーサーファーがカッコイイ!!
まさかカッコイイ!と思う日が来るとは。