- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784865000337
作品紹介・あらすじ
恋に、エッチに、自分のからだに…みんな、ほんとはなやみがいっぱい!そんなみんなのしりたいことや、しってもらいたいことを、図解でわかりやすく説明したいと、8人のほけんしつの先生たちで、一からつくりあげました。
感想・レビュー・書評
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小さい子でも大きい子でも、マジョリティでもマイノリティでも読めるジェンダー、セックス、セクシュアリティの本。保健の先生方が書かれたそうだ。保健室に置いてあったらいいだろうな。差異を徹底的に多様性として扱っているその徹底具合に感銘。
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保健室の先生が執筆した、中学生、高校生のための心と身体と性に関する本。
現場をよく知る先生達の想いが詰まった一冊です。
今は今から30年前よりも、ずっと簡単に情報が手に入ります。身体や性、それからジェンダーに関するものも上手に検索すれば欲しい情報に巡り会えます。
けれど、間違っていたり、誇張されていたりする情報もまた山のようにあり、子ども達は日々翻弄されています。大人の中にも、間違った情報のまま生きている人もいるでしょう!
学校で安全なSEXの仕方や、望まないSEXをしてしまった時の対処の仕方、自分の性別についてどこへ相談したらいいのか等、教えたりなんかしてないんです。
親でさえも、生理のナプキンの片付け方は教えても、彼氏にSEXを求められた時の断り方なんて、教えてくれないんです。
この情報不足と、誇張された性へのイメージが、女の子達の立場を苦しめていくことになります。
苦しんでいることさえも気づかない場合があるのです。
学校図書館に置いて欲しいけど、ちょっとサイズが大きい本なので生徒達は借りにくいかもしれません。
保健室に置いておくのも一つの方法かもしれません。
個人的に欲しいひとは、今ならネット通販で買えます。親である大人のみなさんも、学校の先生にも、そして男性陣にも読んでもらいたい。
おすすめです。