フライターグ 物語をつむぐバッグ

  • パルコ
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865060898

感想・レビュー・書評

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  • FREITAGの考え方やコンセプトが好きで気になったので読んでみた。独創的な戦略や理念、それらを共有した人たちのインタビューでとても興味深くて、FREITAGがより好きになった本だった。

    以下、気になったところを抜粋
    ・私たちは一歩一歩フライターグというブランドになにが適していてなにが適していないのか見つけ出そうとしています
    ・未来に存在するモノを細部まで完全体として想像し、それと同時に広がりのあるものとして思い描く能力
    ・ラップトップPC作りの商品開発過程 p128
    ・デザイン意識に関して流行への考え方 p151

    「リサイクルは価値があり、時間がかかるもの」という信念は理解ができるが値段や品質を含めた上で買うに値するかを消費者は考える。その上でFREITAGでは価格が決して安くはないにも関わらず背景や品質でニーズを広げここまでのブランド地位を高めていることがいかにすごいかを感じさせる一冊だった。とてもためになった。
    ブランドの核となる部分をしっかり持っており明確な顧客と顧客体験を踏まえ、一般化された市場調査だけでない直感的な思考に基づくものづくりやマーケティングは独創的なFREITAGのコンテンツを作り出す秘訣だと感じた。真似できないことが強さ。
    フライターグ好きにも経営好きにもものづくり好きにも呼んでほしい一冊でした!

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