「新しいアイヌ学」 のすすめ 〔知里幸恵の夢をもとめて〕

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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865783575

作品紹介・あらすじ

『アイヌ神謡集』の知里幸恵没百年記念! アイヌ自身が主体となる学へ。
アイヌの人々との交流から、先住民族としての権利回復をめざす運動に尽力してきた地理学者が提唱する「新しいアイヌ学」は、和人による対象化ではなく、アイヌ自らが行う。アイヌ語地名の平等な併記、アイヌの歴史を取り戻すことに向けて。

感想・レビュー・書評

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  • 「たたかう地理学」を読んでこの著者のファンになったのだったが、この本でも著者の行動力が際立っている。それに、素人といいつつアイヌの歴史についても考古学、言語学、分子生物学の成果を駆使して自説を開示している。アイヌの言葉もよくわかるようで時々単語がカタカナで出てくる。以前にセミナーに参加したときはルーブル博物館でのパフォーマンスで披露したアイヌの踊りを一部見せてくれた。たいした人だと思う。

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著者プロフィール

北海道大学大学院環境科学研究科教授.
主要著訳書:
地形学辞典 (共編著,二宮書店)
周氷河環境 (訳,古今書店)
世界土壌生態図鑑 (共訳,古今書店)
現代の地球科学 (共著,朝倉書店)
神々のみた氷河期への旅—空からみる北アルプス自然詩 (丸善)


「1991年 『北海道の自然史 氷期の森林を旅する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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