水族館飼育員のキッカイな日常

著者 :
  • さくら舎
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865813920

作品紹介・あらすじ

生きものと飼育員のぶっちゃけワールド!

美術史専攻の文系大学院生が水族館に採用されて飼育員に!? 右も左もわからないなか、待っていたのは超個性的な生きもの……と、負けず劣らず個性的かつ野性的で、エネルギーほとばしる飼育員たち。

本書はそんな水族館飼育員の、生きものに愛と情熱を注ぐ非日常のような日常を綴った4コマコミックエッセイである。これを読んだらきっと、水族館が10倍楽しくなる!

感想・レビュー・書評

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  • これは水族館に少しでも
    興味がある人には 間違いなくおすすめ出来る本
    分かりやすいイラスト
    ユーモアがあって 笑えたり
    思わぬところが怖かったり
    ちょっと今まで知りえなかった
    水族館の裏側が あますことなく描かれています

  • 水族館が好きなので、裏側の話が知りたいと思って読んだら予想以上に面白かった!

    とにかくこの著者の方が面白い!
    生物だけではなく、飼育員さん達の裏エピソードまでが盛り沢山で、全てがツボでした。

    例えば、著者が大水槽でサメや大型魚にぶつからないように潜る様子を『はじめて新宿駅で乗り換えをしようとしたときの、あの感じ』という例え。ものすごくわかりやすい笑

    水族館のメンバー紹介も面白い。
    バンドウイルカ∶
    『(個体にもよるが)つねにヒトにちょっかいを出してやろうというオーラを感じる』
    と、愛のあるユニークな紹介。美大出身著者のイラストも面白くて可愛い。

    餌メニューやバックヤードなども興味深かった。
    「たくさん食べてしまう気の強い魚は個別に餌をやって引き付けておく」
    これだけはうちの猫達と同じだった笑

    飼育員さんの一日は想像していた以上にハードだった。水族館で楽しむことができるのは、飼育員さん方のおかげだと改めて感じる。
    生き物が好きだけでは決して務まらない。昔飼育員さんになりたいなんて軽く思ってごめんなさい。

    魚類にも個体それぞれに性格があると書かれていたので、水族館の楽しみ方が増えて水族館に行きたくなった。

    四コマ漫画も多いのでサクッとクスッと楽しめる本。
    動物園バージョンもあったらいいなぁ。

  • 面白かった!水族館で働く人族の生態がよくわかった。
    四コマなので読みやすいし、わかりづらいニッチな笑いも補足情報がついてるので理解できた。
    多分作者の年齢が近いので、ところどころ出るネット民の笑いが古くて妙にツボる。
    あと、シンプルに絵が上手い。エビとかすごい、そのもの。

  • 筆者は、神戸大学大学院で美術史学を専攻、
    学芸員としての博物館への就職を目指していたそうです。
    水族館も博物館のうちなので。

    彼の勤めていた水族館はもう存在しないということなので
    もしかしたら神戸市立須磨海浜水族園ではないでしょうか?
    そうであれば、来年6月に新たにオープンします。

    私は水族館大好きで、旅にでるとき必ず組み込みます。
    でも自分が働きたいとは思いませんし
    この本で思った以上に大変な仕事だと思いました。

    〈飼育業務では、思い荷物の持ち運び、
    高温多湿の地下室での作業、
    極寒のフィールドでの採集、
    生きものたちの糞尿にまみれての掃除、
    危険生物との対峙など、
    体力と気力が問われる場面をあげたらキリがない〉

    水族館飼育員の皆さん、私たちを楽しませてくださって
    どうもありがとうございます。
    これからもどうぞよろしくお願いいたします。

  • 飼育員視点から水族館の裏側を描いてある。主に4コママンガなので読み易く、補足の文章とイラスト付きおまけ解説は、単なるネタ本ではない真面目さも伺える(マンガ化したキッカケはネタだったのかもしれないが)。生き物好きには憧れの目で見られそうな飼育員には予想出来ない苦労があることが理解出来るし、飼育員を希望する人が事前に読んでおけば、就職後のギャップを埋めるのにも役立つかも。かも。

  • ●なぜ気になったか
    わが家には金魚が1匹いるが、お世話がそれなりに大変。そう思うと、水族館の飼育員の大変さは想像さえできない。考えも及ばないその世界を知るために読みたい

    ●読了感想
    へー、そうなんだと、新たなことを知ることができたし、クスッと笑えることだったりで楽しめた。ほとんどが4コマ漫画やイラストで、水族館のキッカイなところを理解しやすかった

    #水族館飼育員のキッカイな日常
    #なんかの菌
    23/7/6出版

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き

    https://amzn.to/47ndxI2

  • この作者さん、好きだなぁ。なんか好き。
    水族館のお仕事って、予想以上に大変そ…。

  • サクっと読んだ。ひよこにはびっくりしたけど、しょうがないか。久しぶりに水族館行きたいな。

  • 飼育員が多種多様な人種の集まりであること、水族館の裏側はバックヤード見学で分かったつもりになっているけど、それ以上にカオスなこと。中に入ってみないと分からない興味深さは感じられた。

  • 魚にも個性があるとは。
    久しぶりに水族館に行きたくなった。

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著者プロフィール

1983年海なし県生まれ。神戸大学大学院にて美術史学を専攻、面接で物好きな当時の館長に採用され難関突破し水族館に入社。海水魚の飼育を経て社会教育の業務を担当する。現在は生物を中心としたイラストなどを請け負っている。ホラーは好きだがお化け屋敷は入れない派。

「2023年 『水族館飼育員のキッカイな日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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