セク☆ツガ (THE OMEGAVERSE PROJECT COMICS)

著者 : さとまるまみ

• ふゅーじょんぷろだくと (2019年3月23日発売)

感想・レビュー・書評

[ちびねこさんの感想 · 2020年8月23日]

★3.5。
リーマンα×ホストΩ。オメガバース設定。ホストの受けが発情期で客のリーマン攻めがヒートし、番になってしまう。
攻めは真剣交際を望むものの、その後も受けは、客と枕営業もノリノリでヤってる。なぁなぁな関係が続き、それなりに恋人らしい雰囲気なってきたけど、ホストとしての成績が落ちて不安定となり別れを切り出す受け。
読んでてΩに対する差別は無いようで、実は受けはΩという理由で好奇の目で見られたり、恋人に裏切られたりしてきた過去があり、それでやっと受けに共感できた。

ハッピーエンドで良かったね。

[青柳稟さんの感想 · 2019年9月29日]

ソニーの本屋にて読了。
上司との交流で受けの店に行くことになった真面目サラリーマンα×ホストで枕営業もしつつそんな夜仕事が楽しいΩ。オメガバース作品。

好きも何も以前にうっかり(一応合意ではあるが)番になってしまった二人が、逃げ回ったり付き合ってみたりするうちに両思いになっていく。
まあ概ねやることやる付き合いですが、輝のホストになった経緯の回では、どれだけ愛されて育っても・気にせずに生きようとしても、モラハラやセクハラ的にΩ(ときにα)であることに対して当事者がじわじわ長期的に受ける周りからの視線によるストレスが伺えます。この手のストレス自体はオメガバースに限ったことではないと思うのですが、Ωであることに対して特に何も感じていなかった輝に僅かずつ、次第に多くの違和感を落としていく描写で心に残る箇所でした。
暖が輝を気にするようになった経緯もありますが、これは上司の広田さんがめっちゃいい人で、人を見る目を暖に分けた結果ですよね。つまり、広田さんとても仏。(仏)
気持ち★4弱。しかしちびひかちゃん可愛かった。