海渡る北斎 「波の伊八」と19世紀末のインフルエンサー林忠正

著者 :
  • 冨山房インターナショナル
3.75
  • (1)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 25
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866001180

作品紹介・あらすじ

世界中で愛読されるアメリカの雑誌「ライフ」誌の「この1000年間で人類史に最も貢献した100人」に選ばれた日本人──それは「HOKUSAI」、葛飾北斎だった。そして、世界中の人々が知る北斎の「GREAT WAVE」には、「ルーツ」が存在した──。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • <目次>
    第1章  波に命をかけた男~波の井八
    第2章  波に魅せられた男・葛飾北斎
    第3章  ゴッホもモネも熱狂した19世紀末ジャポニズム
    第4章  北斎と日本美術をプロデュースした男・林忠正
    エピローグ  150年を経た「北斎ブーム」

    <内容>
    葛飾北斎と言えば、欧米では『富嶽三十六景』の「神奈川沖浪裏」。しかしあの波の内側からの描写は並大抵ではできない。そこに波の内側を覗いて、欄間などの彫刻を彫りだした千葉の鬼才、波の井八がでてくるワケだ。さらに、フランスの印象派の人々が、驚愕した北斎を含む浮世絵の描写、モチーフ。それをより広く紹介した男、林忠正。そこをつないで、日本文化の幅広い普及と理解を、日本国内でしようとこの本はできたようだ。

  • 北斎のグレートウェーブは、オリジナルでなかったのかー?
    波の伊八が偉大な100人に選ばれるべきでないのかー?
    タイミングと運。
    波の伊八をもっと深掘りしたい

  • 世界中で愛読されるアメリカの雑誌「ライフ誌」の「この1000年間で人類史に最も貢献した100人」に選ばれた日本人・・・それは「HOKUSAI」、葛飾北斎だった。そして、世界中の人々が知る北斎の「GREAT WAVE」には、「ルーツ」が存在した。「波の伊八」とは何者なのか・・・?

  • カラーの絵は見開きの神奈川沖浪裏のみ。
    まあこの絵のルーツを解くのがてーまだからねぇ。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

1960年埼玉県入間市生まれ。信州大学人文学部卒業。96年『ライオンの夢、コンデ・コマ=前田光世伝』にて第三回小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞。2012年度『ピアノはともだち、奇跡のピアニスト辻井伸行の秘密』が青少年読書感想文全国コンクール課題図書選定。14年「佐村河内守事件」報道により、第45回大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)受賞。「異文化」「表現者」「アウトロー」をテーマに、様々なジャンルの主人公を追い続けている。

「2017年 『成功する里山ビジネス ダウンシフトという選択 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

神山典士の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×