知るほど不思議な平安時代 上

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  • 教育評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866240558

感想・レビュー・書評

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  • 平安時代のアレコレがつまった感じの1冊。目次のところで気になるところからスタートしても問題ない感じで隙間時間にも少しずつ読めて良かったです。中宮彰子が実父藤原道長に不満があったのは知ってたけれど、思った以上に不仲(?)だった。道長をこき下ろしてる藤原実資のみが「この世をば」の歌を残してるのはなんの偶然か。安倍晴明の手柄横取りはまったく知らなかった。へーって感じです。あと、清少納言!庶民の知識が無さすぎる!当時としては学はあっても、貴族と庶民の差を感じてむなしかった。

  •  概説書てはなくて、著書の論文をまとめて、一般人に向けて再編集したもの。
     道長の人物像と、彼に対して背筋を伸ばしてアンチの態度を取っていた藤原実資(さねすけ)の存在を知れたことが収穫。『小右記』は、彼の日記。一条帝の没後に、彰子の信頼を得たというところが歴史の妙か。

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著者プロフィール

1997年東北大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。2003年神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士後期課程修了、博士(歴史民俗資料学)。神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、同大学外国語学部非常勤講師。著書に『陰陽師』(中央公論社)、『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』(以上、吉川弘文館)、『殴り合う貴族たち』『王朝貴族の悪だくみ』(以上、柏書房)、『天皇たちの孤独』(角川書店)などがある。

「2008年 『王朝貴族のおまじない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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