ニューエイジ・ミュージック・ディスクガイド (環境音楽、アンビエント、バレアリック、テン年代のアンダーグラウンド、ニューエイジ音楽のルーツまで、今聴きたい音盤600選)

制作 : 門脇綱生  細野晴臣  岡田拓郎  尾島由郎  スペンサー・ドラン(Visible Cloaks)  Chee Shimizu  Dubby 
  • DU BOOKS
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866471235

作品紹介・あらすじ

歴史に埋もれかけていたニューエイジ音楽を、バレアリック、ヴェイパーウェイヴ、テン年代の現行ニューエイジなどの新しい音楽視聴の視点から、70年代から現在に至るまでの定番から幅広い作品を、まとめて取り上げて紹介する、はじめての本となる。

感想・レビュー・書評

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  • ニューエイジと分類される音楽が、
    諸々網羅されている。

    構造が少しわかりづらいが、
    それでも大満足の内容。一生分と言っても過言ではない量。

    末尾の用語集も面白い。

  • とても貴重な本だと思う。それゆえに、専門家が陥りがちな欠点(自己満足)が残念でならない。
    本書は、ニューエイジミュージックファンのためのディスクガイドという側面もあるが、もっと大事な使命はマイナー領域に甘んじている現状のすそ野を広げるという点であるはず。にもかかわらず、解説には独特な音楽用語(ミニマル、ドローン・・)などが当たり前に使われており、巻末の用語辞典にもその説明は省かれ、さらに18名のディスク解説者が好き勝手に書いているため、「良さ」の標準がバラバラ。解説における最低限の基準やフォーマットは設けるべきで、この辺の整理は編集の門脇氏にあるのは明白。
    さらに言えば、ほんの数ページでいいので、初心者向けのマストアイテム(例えば、プログレ初心者のマストアイテムはキング・クリムゾン「クリムゾン・キングの宮殿」、ピンク・フロイド「狂気」、イエス「こわれもの」などを聞けば、プログレの良さと深さが一目瞭然)の紹介は必要で、同時に、当たり前のように使われているジャーゴン(専門用語)の説明も触れるという形にすれば完璧でした。
    本書の解説を読みながら、Spotifyで曲を聴くという楽しみ方もおすすめですが、半分以上のアルバムは見つかりませんでした。

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著者プロフィール

1993年生まれ。鳥取県米子市出身。京都のレコード・ショップ「Meditations」のスタッフ/バイヤー。
Mikiki、ミュージック・マガジンなどに寄稿。Spotifyアカウントでは、現行の電子音楽/エクスペリメンタルやクラブ・ミュージック・シーンの動向も意識しつつ、世界や日本のニューエイジ・アンビエントや日本の地下音楽、シティ・ポップ、ノイズ・ミュージックなど様々なジャンルに着目したプレイリストも多数編集。
Twitter: @telepath_yukari。
Spotify:https://open.spotify.com/user/0come_toshplus

「2020年 『ニューエイジ・ミュージック・ディスクガイド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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