ジェフ・ポーカロ イッツ・アバウト・タイム 伝説のセッション・ワークをめぐる真実のストーリー

制作 : ジム・ケルトナー 
  • DU BOOKS
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866471587

作品紹介・あらすじ

ジム・ケルトナーによる序文、デヴィッド・ペイチ、ジャクソン・ブラウン、ドナルド・フェイゲン、レオ・セイヤー、ジミー・ウェブ、マイケル・マクドナルド、ヴィニー・カリウタ、ジェイ・グレイドン、ダニー・コーチマー、ポーカロ一家、デヴィッド・ハンゲイト、ボズ・スキャッグス、ゲイリー・カッツ、ピーター・フランプトン、アル・シュミット、ネイザン・イースト、スティーヴ・ジョーダン、セルジオ・メンデスほか、スタジオのエンジニアたちなどの回想をふくむ、多くの関係者やジェフ本人の証言、そして、ジェフ自身が語るグルーヴ解説も収録した、ファン、そして多くのドラマーが待ち望んだ、決定的な一冊。

感想・レビュー・書評

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  • これはModern Drummerのライターの人が書いてるのでとても楽しい。

  • 数々の名盤におけるセッションドラマー、そして自身のバンドであるTOTOでの活躍など、夭折して30年近くが経った今でも最高の名ドラマーの名を維持し続けているジェフ・ポーカロの反省を綴った評伝。

    ドラマーの父のもとで幼少期からドラムに触れ、ミュージシャンへの要求水準が途方もなく高いことで知られるSteely Danの作品への参加で名を馳せ、いわゆるFirst Call(最初に声がかかるくらいに腕が良い)ドラマーとして活躍しつつも、自身のパーマネントなバンドを持ちたいという思いからTOTOを結成し、名曲「Rosanna」などの大ヒットを飛ばすことに成功、更なる飛躍が期待される中で38歳という若さで夭折する。その生涯について、家族、ジェフ・ポーカロが参加した様々なミュージシャンたち、親友デヴィッド・ペルチを始めとするTOTOのメンバーなど、非常に多くの関係者からの聞き取りがメインとなっており、多面的な彼の姿を描くことに成功している。

    感動するのは、ほとんどのミュージシャンらが「自身のテクニックをひけらかすことなく、そのときの音楽に合わせて最適な演奏をすることができた名手」という評価を与えている点である。そのポーカロの演奏哲学は極端な場合、レコーディングの現場に呼ばれてデモを聞き、自身よりも最適なドラマーがいると判断した場合は自らが声をかけて他のドラマーを呼んで演奏させる、という驚くべきエピソード(いわゆるスタジオミュージシャンとして余りにも異例である)に溢れている。

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著者プロフィール

ジャーナリスト。80年代より米『Modern Drummer』誌を通して、数多くのレジェンド級ドラマーたちに取材。キャリア初期からジェフへの取材を続け、そのドラミングを追っていった。友人としてポーカロ家とも親交を重ねる。

「2022年 『ジェフ・ポーカロ イッツ・アバウト・タイム 伝説のセッション・ワークをめぐる真実のストーリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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