「絶望」に声を与えよう。

著者 : ジョン・キム

• きずな出版 (2017年10月23日発売)

感想・レビュー・書評

[文野巡さんの感想 · 2019年3月1日]

ネガティブなエネルギーをネガティブに作用させない。
　
以前、きずな祭という、我が師匠櫻井先生の誕生日をお祝いするパーティーで一度お会いしたことのあるジョン・キムさん。
　
彼の話す声は男の私でも惚れてしまいそうになるくらい。
　
まさに『ダンディー』という単語はこの人のためにあるのではないかと思えるくらいダンディーな方。
　
そんなジョン・キムさんから紡ぎ出された言葉の数々。
　
ネガティブな感情を決して否定せず、認める。
　
認めたら、今度は逆の感情を『考える』。
　
そして、ポジティブな方向にエネルギーを変換していく。
　
この本に書かれたことを一つひとつ実践していけば、あなたも第2のジョン・キムになれること間違いなし。
　
あなたも感情を解放して、本当の自分と出会ってみませんか？

[河原レイカさんの感想 · 2018年6月11日]

想定していない不都合な出来事が起こったり、
求めていることがなかなか達成できなかったり、
うまくいかないと感じることが続いてしまったり、
そんな時、やっかいなのは「ネガティブな感情」かもしれません。

うまくいかないことがあっても、
「まぁ、そういうこともあるよね」とか、
「これを乗り越えていくために、何をしよう」とか、
「この失敗は、学びになる」などと考える余裕があれば、
なんてことはない。

でも、そんなに余裕を持てず、
うまくいかない理由を、会社や上司のせいにしたり、
家族や環境に原因を探したり、
他人と自分を比較して、嫉妬したり、落ち込んでみたり、
それほどハッキリしなくても、モヤモヤしたり、イライラしたりする。

ネガティブな感情は、他人には見せたくないものだから、
自分の心の中に抑えこもうとしてしまう。
そんな経験、私自身は、何度か思い当ります。

一体、どうやったら、やっかいなネガティブ感情を処理できるのだろう？

ジョン・キム著の『「絶望」に声を与えよう』は、
ネガティブな感情を、どうしたらいいか？　対処のコツ、考え方を教えてくれる一冊です。

著者プロフィール

作家

「2020年 『一生忘れない読書』 で使われていた紹介文から引用しています。」