財務経営力の強化書

  • あさ出版
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本棚登録 : 84
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866670362

作品紹介・あらすじ

1冊で決算書の読み方から分析、そして業務改善、資金調達力まで学ぶことができる。特に事業性評価とローカルベンチマークなど、新しい情報も収録し、今風の財務改善実務も紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • 『財務経営力の強化書』

    【購読動機】
    2つの目的で読了しています。1つめは、財務情報を使って経営力を高めるには?です。2つめは、中小企業の経営力を高めるにあたって財務情報はどのように活用できるのか?です。前者は自社、後者は外部向けの視点です。

    【本書の特徴】
    財務情報に詳しくない、初歩から学習したい向けの書籍です。ただし、内容は、財務諸表の理解から始まり、自社をどのように棚卸しすれば、+、▲が見えてくるのか?まで踏み込んでいます。そうした意味で実践的書籍といえます。

    【本書からの学び】
    金融機関が中小企業を評価するにあたって「事業性評価」という方法を採用しています。この方法は、国と金融機関間で統一しているフレームワークです。
    この評価方法は、財務情報評価と非財務情報評価の2つに区分できます。
    中小企業を評価するおりに、財務情報に依存しすぎないやり方、すなわち非財務情報の視点を理解することができます。

    【中小企業を評価する。非財務。4つの視点とは?】
    ① 経営者
    ② 事業
    ③ 環境
    ④ 内部管理体制
    ① は経営理念、経営意欲、後継者有無です。
    ② は沿革、強み・弱み、IT活用有無です。
    ③ は市場動向、顧客、従業員定着率そして金融機関との関係性です。
    ④ は品質、事業計画、R&D、そして人材育成の仕組みの有無です。

    【さいごに】
    2つの購読目的の後者側で役にたつ書籍となりました。ひとつめは、既知の情報が多かったためです。やはり、知らないを知るは楽しいと認識できました。

  • 個人的には最近読んだ経営に関する会計の本では一番わかりやすい
    だいぶ入門に寄っているが、かなりわかりやすく書かれている
    何回か読む予定ではいるが、まずこの基礎レベルを抑えることが重要な気がするので
    特に経営側から見た会計の観点で本を探している人は一読して良いと思う

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著者プロフィール

昭和33年 茨城県生まれ
法政大学経営学部卒業後、監査法人等勤務を経て、平成元年2月に独立。平成14年9月に税理士法人報徳事務所を設立、代表社員・理事長に就任。
公認会計士・税理士・情報処理システム監査技術者
千葉商科大学大学院商学研究科 特命教授
人を大切にする経営学会 副会長
日本でいちばん大切にしたい会社大賞 審査委員
古河市代表監査委員
結城信用金庫 員外監事 等を務める。

『後継者の仕事──進化の時代に必要な「経営のあり方と戦略」』(共編著・PHP研究所)、『財務経営力の強化書』(共著・あさ出版)等、著書多数。

「2021年 『進化の時代を乗り切るための 人生と経営の道標』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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