まんがで身につく ずるい考え方

著者 :
制作 : 星井 博文 
  • あさ出版
3.32
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本棚登録 : 180
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866672571

感想・レビュー・書評

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  • ラテラルシンキングの本。新聞と交通広告に出てて気になって図書館で借りた。マンガと解説が交互。話は軽い。この内容でなるほどと思って活用できるとはあまり思えない。ラテラルシンキングとは?がはっきりしない内容。事例の一つに靴を売らない売り場が出てくる。ラテラルの反対にロジカルシンキングがよく出てくるが、ロジカルシンキングをきちんとできる人こそ、かなり少ないと思う。

    以下メモ。
    ●無駄なことはやるな。なくせ。と言われるように、儲けにつながらない無駄を削ることは正しいとされている。生産性を上げる、も同義語。無駄は特定の枠組みから外れること。スケボーばかりやって受験勉強をしないと、無駄な遊びばかりして、と言われる。受験という枠組みで考えるから。枠組みが変わり、スケボーがオリンピック競技になると、無駄な行為ではなく、アスリートとして期待されるようになる。
    ●答えは一つ症候群にかかると、別の答えが出せなくなり思考停止になる。自分の枠組みだけに囚われると視野が狭くなる。答えはいくつもあるのに「教えられた、たった一つの正しいとされる答え、を覚えてそれ以外を無駄と否定する、他のやり方を一切許さない、を繰り返すと別の枠組みが想像できなくなる。
    ●ロジカルシンキングでは現状を変えることはできない。ロジカルだと「〜であるべき」「〜となるのは当然」という発想から離れられない。
    ●物事の本質はシンプルに説明できる。本質を明らかにして抽象化する力。

  • ラテラルシンキングという言葉を初めて聞き、興味を持ったので読んでみました。

    頭が硬く真面目だねと言われがちな私にとっては、頭を柔らかくする導入としては良かったです。
    タイトルは「ずるい」と書かれてますが、実際は目的を達成するために効率的な手段を見出すことが指南されていると思います。

    ただ、マンガということもあり大分簡略化されているので物足りない印象も受けました。
    他に本も出ているようなので例題などもみて、発想の転換の練習をしようと思います。

  • ●所感文
    ・ずるく行こうよ(笑)
    でないと、今の世の中うまくやってけんわ。

    <まとめ>
    ★ずるい考え方とは「ラテラルシンキング」
    →飲み会の集金を自分から進んで行い、会計時は自分のクレカで支払ってちゃっかりポイントをゲットしてしまうような考え方
    ◎前提をシンプルにする「アーチェリーの的」
    →長いボーガンを使う
    →的まで歩いて直接突き刺す
    ◎物事の本質はシンプルに説明できる
    →自分たちが当たり前と思ってる事は、他の人にも通用しない
    →物事の本質を明らかにし抽象化する力を身に付ける
    ◎複雑なものもシンプルに「魔のカーブ」
    →ガードレールを外してしまう
    ◎視点を高く、お金を超えた理想を求める
    →哲学者タレス「オリーブの絞り機と権利」に学ぶ

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著者プロフィール

日本で最もラテラルシンキング(水平思考)の書籍を執筆している、ラテラルシンキングの専門家。
トランプを使った発想ゲーム「フラッシュ@ブレイン

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