地図で読み解くJR京浜東北・根岸線沿線 (地図で読み解く沿線シリーズ)

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  • 三才ブックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866733210

作品紹介・あらすじ

知りたくなる地形と歴史!

貴重な地図資料や写真からJR京浜東北・根岸線の成り立ちや歩みを明らかにしつつ、沿線の謎と不思議について深く知ることができる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 地形の凹凸がわかる! JR京浜東北・根岸線沿線3D地図
    車両と駅の写真で振り返る JR京浜東北・根岸線110年の歴史

    【Chapter1】
    JR京浜東北・根岸線全線編
    東京を中心に現在の路線が成立した経緯
    --------------------------------------
    ・「京浜東北線」という路線は今も昔も存在していない?
    ・東京駅の開業と同時に誕生 京浜間を接続した高速電車
    [鳥瞰図]東海道パノラマ地図1
    [鳥瞰図]東海道パノラマ地図2
    ・京浜線から「京浜東北線」へ 埼玉から横浜までが一本に
    ・関東大震災でルートが変更 根岸線開通までの紆余曲折
    [JR京浜東北・根岸線沿線の気になる話1]根岸線に乗り入れる横浜線の電車

    【Chapter2】
    埼玉県(大宮~川口)編
    首都と直結し膨張し続ける中核都市群
    --------------------------------------
    ・東北と北関東への分岐点 「鉄道のまち」大宮の発展【大宮駅】
    ・東口から西口へと発達した大宮駅周辺の市街地の形成【大宮駅】
    ・国鉄の大宮操車場の敷地をさいたま新都心へと整備【さいたま新都心駅】
    ・市街地から2キロも離れて町の域外で開業した与野駅【与野駅】
    ・埼玉県屈指の文教地区で「○浦和」駅第一号の北浦和【北浦和駅】
    ・城下町・岩槻に代わって県都となった天領の浦和【浦和駅】
    ・大宮台地の先端に位置する浦和の良好な景観と別所沼【浦和駅】
    ・車両基地の新設を機に開業 宅地化された南浦和駅周辺【南浦和駅】
    ・4校で全国制覇を21回 「サッカーのまち」浦和【北浦和駅】【浦和駅】【南浦和駅】
    ・「武南市」の予定だった? 面積が日本一狭い都市・蕨【蕨駅】
    ・工業都市・川口の拡張とそれに伴う歓楽街の形成【西川口駅】【川口駅】
    ・昔は県内1位の人口規模 キューポラがあった川口【川口駅】
    [JR京浜東北・根岸線沿線の気になる話2]幻に終わった東京大宮電気鉄道

    【Chapter3】
    東京都北部(赤羽~神田)編
    台地と低地をすり抜ける物流の幹線
    --------------------------------------
    ・軍事施設の集中した台地が再開発により現在の赤羽に【赤羽駅】
    ・軍用の貨物線の跡が残る東十条駅や王子駅の周辺【東十条駅】【王子駅】
    ・渋沢栄一が製紙会社を興し晩年を過ごした王子の地【王子駅】
    ・日暮里崖線が形づくった上中里駅前から上る蝉坂【上中里駅】【田端駅】
    ・湘南新宿ラインが走行する田端駅手前の貨物用短絡線【田端駅】
    ・常磐線の駅として開業し5路線が交わる日暮里駅【西日暮里駅】【日暮里駅】
    ・数多くの寺院が集まり昔からの路地が残る谷中【日暮里駅】【鶯谷駅】
    ・日本鉄道の早期開通のため上野山の下に設置された駅【上野駅】
    ・寛永寺の境内を利用した日本初の公園・上野公園【上野駅】
    ・上野・御徒町の繁華街と闇市から始まったアメ横【上野駅】【御徒町駅】
    ・広大な空き地が物流拠点に 貨物鉄道が育てた秋葉原【秋葉原駅】
    ・神田地区への鉄道敷設は周辺より遅い大正時代末【神田駅】
    [JR京浜東北・根岸線沿線の気になる話3]大都会の片隅に今も残る汽車の駅

    【Chapter4】
    東京都南部・神奈川県(東京~横浜)編
    日本の鉄道の根幹をなす大都市圏線区
    --------------------------------------
    ・東京駅が置かれた丸の内は明治時代に三菱財閥が開発【東京駅】
    ・東京駅の5・6番ホームは開業から京浜東北線の定席【東京駅】
    ・昔は「新聞街」でもあった映画と演劇の街・有楽町【有楽町駅】
    ・日本初の駅・新橋の名称は銀座と芝を結んだ橋が由来【新橋駅】
    ・浜松町~東京駅間に現存 煉瓦造の高架の建設過程【新橋駅】【浜松町駅】
    ・港湾と空港と鉄道の結節点 東京の交通の要・浜松町駅【浜松町駅】
    ・高輪ゲートウェイ駅前で出土した高輪築堤の遺構【田町駅】【高輪ゲートウェイ駅】
    ・港区高輪が住所の品川駅は埋め立てで拡張し北へ移動【品川駅】
    ・京浜線の運転と同時に新設 品川区の中心駅・大井町駅【大井町駅】
    ・品川区と大田区のどっち? 大森貝塚が“大森"の理由【大森駅】
    ・「城南の新天地」を生んだ松竹の蒲田撮影所と町工場【蒲田駅】
    ・蒲田~川崎駅間に架かる六郷川橋梁の変遷と現在【蒲田駅】【川崎駅】
    ・川崎駅が巨大化する過程と京急川崎駅との距離の理由【川崎駅】
    ・京浜工業地帯が誕生した大正時代の川崎・鶴見沖【川崎駅】【鶴見駅】
    ・東海道と工業地帯をつなぐ鉄道貨物の交差点・鶴見駅【鶴見駅】
    ・軍需工場への動員が急増し戦時中に開業した新子安駅【新子安駅】
    ・東神奈川駅で昭和初期から京浜東北線と横浜線が接続【東神奈川駅】
    ・横浜駅は横浜の地にない? 現在三代目となる駅の場所【横浜駅】
    [鳥瞰図]横浜市鳥瞰図
    ・伊勢佐木町から横浜駅前へ商業の中心が移行した経緯【横浜駅】
    [JR京浜東北・根岸線沿線の気になる話4]京浜間の貨物線はどこを走る?

    【Chapter5】
    根岸線(桜木町~大船)編
    工業地帯や住宅団地を擁する通勤線
    --------------------------------------
    ・桜木町駅のホームがかつて川沿いに湾曲していた事情【桜木町駅】
    ・桜木町駅から汽車道で渡る昔の海運の拠点・新港地区【桜木町駅】
    ・外国人居留地が置かれた関門の内側の開港場・関内【関内駅】
    ・中華街と元町を隔てる川 その上に立つ石川町駅【石川町駅】【山手駅】
    ・根岸湾と台地に挟まれて崖下を走り抜ける根岸線【根岸駅】
    ・根岸駅と磯子駅が拠点 工業地帯への貨物輸送【根岸駅】【磯子駅】
    ・磯子出身の美空ひばりは杉田の劇場で歌声初披露【磯子駅】【新杉田駅】
    ・トンネルの先で丘陵開発 洋光台や港南台の団地【洋光台駅】【港南台駅】
    ・海軍の工場や軍用線があり軍事エリアだった本郷台【本郷台駅】
    ・夢と潰えた大船田園都市と日本版ハリウッドの構想【大船駅】
    ・大船から鎌倉山・江ノ島へ かつての自動車専用道路【大船駅】
    [JR京浜東北・根岸線沿線の気になる話5]根岸線の開通で姿を消した市電

    ■巻末付録

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著者プロフィール

横浜都市発展記念館・主任調査研究員(学芸員)。1967年生まれ。東京大学文学部卒業、京都大学大学院修士課程修了(専門は人文地理学)。書籍編集者を経て現職。「横浜にチンチン電車が走った時代」「あこがれの団地」「伸びる鉄道、広がる道路」などの企画展を担当し、共著書に『地図で楽しむ横浜の近代』(風媒社)、解説に『吉田初三郎鳥瞰図集』(昭文社)、監修に『京急沿線の不思議と謎』(実業之日本社)、『「地図で読み解く」シリーズ』(三才ブックス)などがある。

「2022年 『地図で読み解くJR京浜東北・根岸線沿線』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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