鍵つきテラリウム(2) (メテオCOMICS)

著者 :
  • フレックスコミックス
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784866750729

感想・レビュー・書評

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  • 「レインフォレスト」の章。いいですね。

  • ■書名

    書名:鍵つきテラリウム(2)
    著者:平沢 ゆうな

    ■概要

    アルコロジー大戦から500年。
    人類が衰退し廃墟となった世界を旅する、人間の少女・チコとロボットの弟・ピノ。

    ついに生き残った人間が暮らすコロニーに到着した2人だが、
    そのコロニーは、町のほとんどが水の底に沈む“レインフォレスト"と呼ばれる水没集落だった。

    命の期限が決められた場所で、無気力に生きる大人たち。
    そんな中、チコたちは病を患いながらも懸命に生きようとする兄妹と出会い…?

    荒廃した世界で紡がれる、終末冒険ファンタジー。
    姉弟の過去が明らかになる待望の第2巻!
    (amazon.co.jpより引用)

    ■感想

    まさかの急展開。
    かなり展開が早い。

    1巻から色々伏線を張り巡らせていましたが、その回収と新しい伏線をどんどん
    出していき、物語が急激に進んでいきます。

    「長く生きるために苦しむか、生きる期間は決まるけど安心して苦しまないで生きるか」

    答えは無いけど、個人的には、漫画で描かれている答えが好きな派です。
    周りの意見や言葉なんて、雑音以外の何物でもないです。
    自分達(当事者)で考えたことが正解なんです。それが当たり前。
    責任を持つというのは、選択したことを正解だと信じることかな?と個人的には
    思います。

    なんでもそうだけどね。

    最後の方では急展開となります。
    第3巻がご都合主義となるのか、現実的となるのか、楽しみです。
    (漫画の雰囲気的には現実的があっている気がしますが、漫画を長く続けるのであれば
    ご都合主義にいくかな~と。)

    結構、複雑に伏線張り巡らせているので、打ち切りではなく、最終巻までしっかり
    描いてほしいな~と思います。

  •  未来のお話。
     少し不思議じゃない方のSF。
     閉鎖された完全世界である、アルコロジーの崩壊した世界を旅する姉弟の物語。
     人間とロボットの境界の薄い世界で、廃墟となったアルコロジー(検索してください)を巡り調査する。
     1巻は、ロボットメインの話だったけど、今巻は人間の話。
     水の世界「レインフォレスト編」が半分以上を占め、残り姉弟の過去を知る話へ繋がり次巻へつづく。

     ピノとその姉のチコ。
     アチャではないし、こちらのチコはボーっと生きていても叱ったりはしない。
     そして、この物語のテーマも「生きる」。
     ボーっとでも生きていれば、お腹がすく。

     初回特典らしきカラーイラストと、アニメイト特典のカードゲット。
     カバー下のメッセージも嬉しい特典。

  • 弟…?!

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著者プロフィール

1985.9.6生まれ。東京都出身。『忘レソコナイ』で第68回ちばてつや賞奨励賞を受賞。『僕が私になるために』(全1巻)で連載デビュー。その後、『白百合は朱に染まらない』(全2巻)『鍵つきテラリウム』(全4巻/フレックスコミックス)などを執筆。JAPAN MENSA会員。twitter(@hira_lcs)

「2023年 『竜医のルカ(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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