- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784866802374
作品紹介・あらすじ
ビジネス×アカデミックの知見から生み出した、唯一無二のプロフェッショナルになる方法!【どこへ行っても通用する人になれる!】AI などのテクノロジーの進化が加速し、ジョブ型雇用が当たり前の時代、代わりがきくジェネラリストでは生き残れません。本書ではビジネスパーソン×研究者というハイブリッドキャリアの著者が、スペシャリストになる学び方を伝えます。
感想・レビュー・書評
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専門性とは「この領域はあいつに聴け」で納得。皆んなが知っている物を掘り下げるのではなく、自分にしかできないことをやりたいから探究していく姿勢が大事。
「余人をもって変えがたい人」になるために、本だけではなく論文も読むとさらに知識が深まる。
とりあえずは、必要な場面で必要な量をしっかりアウトプットしていこう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Google Scholarの存在、自分の専門とは異なる学問領域を攻めること、必要性より興味が湧くこと(好きなこと)に全力を尽くすこと、ネット情報では断片的情報は得られても本でないと得られない体系的、構造的知識よりも陳腐化しやすいことなどを学べた。
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これからの時代に働き続けるために、専門性が如何に大切であるということと、それをどう伸ばせばよいかを教えてくれる本です。
10年ほど前に話題になった「Life Shift」という本に専門性の大切さが書かれており、それを読んでから、自分の専門性は何で、それをどう伸ばすかは考えて来たつもりでしたが、著者にいわせるとまだ甘かったみたいです。本書によると「余人をもって代え難い」というレベルまで専門性を磨かなくては、AIが指数関数的に発達していく現代で価値を出し続ける人材にはなれないようです。そして、そこまでの域に達っする為にはやってて全く苦にならない、努力を努力と感じないレベルの好きなことでないとならないと説明されています。
専門性の大切さが近年より高まっているという点は完全に同意しますし、論文を読む等の専門性
の深め方や、多くの人が専門性を身につけるべきだという助言は非常に為になりました。
ただ、上述したような、専門性を身につけるには、熱中できることを探すべきという点には少し疑問を呈したいと思います。うまく見つかるか分からない、「熱中できること」をあてもなく探し続けるよりは、縁あって始めた目の前にあることから熱中できる要素を見つけるほうがよいのではないでしょうか。熱中できることなどないのが自然であり、見つけようとしたところで見つかるものでもない(そして、それでも全く問題ない)と考えているため、必ずしも焦って「好きなこと」を探すことが正解ではなく、それがなくても専門性を突き詰めることはできると申し添えたいです。 -
正論だし、「専門性」はこれからの社会で必要なことだと思うが、本書のマインドを持って実践できる人はどれはどいるだろうか…とも思った。それなりに・ほどほどに労働して生きていきたい思考との二極化が進みそう。
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自分で問いを見つける、多様な視点で追求する、アウトプットする、など大事なエッセンスが詰まっていた!ただ、筆者の具体的な体験や想いがあまりなく、いろんなビジネス本の要約という印象かな
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特別新しい学びはないが、多くの良書をとてもよくまとめられてます。多くの参考図書紹介あり。
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読み始めると著者は多くの本を読んでいてその名著のエッセンスを並べているだけなのかなと思ったけれど、ここまで多くの参考文献として挙げられると納得感と腹落ちがあり、これは情報の羅列ではなく、情報を体型立てていて、著者の専門性に通じる知識なのだと理解できる。
専門性の身につけ方というよく目にするテーマだが、入口がよくあるだけで、ちゃんと著者の指向性が見て取れてとても新しい考え方が身に付いた。ここから名著にさらにあたるも良し、著者の言うように興味のある論文にあたるも良し。今後の自分の広がりを感じた。 -
●ざっくり感想
テクノロジーの進化、特に近年のAIの進化により、仕事そのものやビジネスパーソンに求められることが急速に変化しています。そんな現代で生き残って活躍していくためには「専門性」を身につけるべきであるというのが著者の考えであり、その理由や方法について詳しく書かれています。専門性の定義から改めて考えさせられました。
専門性の大切さや、何をすべきかという話は納得できる部分が多かったです。耳が痛い話もあり、頑張らないとなと思わされましたし、勉強になりました。例えば、本書で紹介されている専門性が身につかない4パターン「すぐ役立ちそうな知識を吸収しようとする」「年収をアップさせるために勉強する」「過去の実績や経験に価値を置いている」「仕事に直結する専門分野しか目に入らない」は意識してそうしているわけではなくても、そうなってしまいがちだなと思いました。各パターンについて気になる方は是非本書を読んでください。本と論文の話も面白かったですね。
ただ本書に書かれている通りに全て実践していくのは結構ハードル高いなとも思いました。本書を読んで、実際に研究内容を学会で発表するところまでやる人は一握りだと思います。しかしだからこそ、専門性があると他の人と差をつけられるだろうなと思いました。自分もソフトウェアエンジニアとして、本書と全く同じようにできなくとも、「研究」を意識して少しずつ自分にできる形で専門性を身につけていきたいと思いました。
蛇足ですが、Amazonのレビューに以下のように書かれていますが個人的には例え話は結構好きでした。
> 例え話が上手ではないのか、何を伝えたかったのか混乱しそうになる。
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自分のブログから引用
https://kwn1125.hatenablog.com/entry/2024/05/06/170000 -
タイトルに興味を惹かれ、購入。
ある専門性自体が陳腐化しても、別の専門性を身につけるため、「型」を身につけようというのが、本書の趣旨となっている。変化の激しい現代にあって、継続的に新たなことを身につけていくという考えは、確かに一理ある。
実際に型を身につけるステップは3段階に分けているが、それぞれの内容も良いところを突いているように感じた。 -
解像度を上げる本と内容が似ている。
これまでの人生で時間をかけてきたことを振り返るいい機会になった。語学と投資の勉強を続けようと思った。