- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784866809229
作品紹介・あらすじ
ベストセラー日記シリーズ最新刊!
今回もすべて実話の生々しさ~苦情&クレーム&恫喝&抗議、反論せずにお聞きします~
ドコモ携帯料金コールセンター、パイオニア「プラズマテレビリコール受付、iDeCoコールセンターなどに
派遣社員として勤務した著者が描く、センターの真実と、クレーマーとの手に汗にぎる闘いの記録。
感想・レビュー・書評
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コールセンターで働く人たちは本当に大変だと思う。まさしく最前線。
言葉の暴力を一身に浴びて、メンタルすり減らして、会社を守る時もある。
ほんと、頭下がります。
しかし、カスハラする人たちって…
カスハラの「カス」は客の「カス」。
なのに中には、料金未納でサービス止められたという、「カス」にもなっていないのにエバる人もいる。
なんなのかなー。
そういう「カス」たちいなければ、きっともっと生産的な世の中になるのに残念だなーと。
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コールセンターでの仕事。
コールセンターの実態、そして、電話する側と受ける側の攻防を日記にしたものである。
そうそう簡単なものではないと思う。
相手の顔が見えないなかでの会話。
どれだけ伝わるか…。
わかりやすく、丁寧に、ポイントを押さえて的確に。
まぁ、それは、コールセンターの種類によるかも知れないが。
だが、伝えるということはやはり難しいと思う。
一方的に怒鳴られたり、文句言われたり…
感情をコントロールできる人じゃないと務まらないだろうなぁと思った。 -
『ディズニーキャストざわざわ日記』に続いて
このシリーズ読んでみました。
ものすごく面白い。めちゃ好みです!
著者吉川徹さんは体調くずして正社員を辞めてから
非正規でいろいろな職種を経験していて
ここではコールセンターのことを書いています。
まず「支払わない客がいる」ということに驚きました!
そして今まで自分も何度かコールセンターの人と話したことがあると思うんだけど、「なんでも知ってる専門家」と決めつけていました!しかし…
〈向こうはこちらを知識のある専門家だと思っている。
ここは正体がバレないようにうまくごまかさなければならない〉
ということもあります。
ここにあるような体験談はネットで探し回ればいろいろ出てくるのでしょうが、やはり一人の人によって一冊にまとめられているのはいいですね!
このシリーズ、他のものも読んでみたくなりました。 -
コールセンターのお仕事日記、さぞストレスフルな仕事だろうなと想像できる。
見ず知らずの他人から、毎日毎日電話越しに怒鳴られるなんてひどい。
しかも料金滞納という後ろめたいはずの人たちから憂き目にあわされるなんて...
コールセンターにお勤めの皆様、お疲れ様です。
自分が各種問い合わせをする際は、相手を困らせないよう気を付けようと思う。
コールセンタースタッフの多くが高くない時給で働く非正規の方々。
正社員採用の難しさ、非正規の経済的・精神的不安定さを目の当たりにするとともに、
スタッフに怒鳴り散らしたり、ごねたりする客たちがたくさんいること。
知ってはいたが、こんな大人で日本は大丈夫かと思う。
顔が見えないのをいいことに、勝手にスタッフを下に見て当たり散らし、ごねたもん勝ちな大人、いかんよね。 -
コールセンターの仕事、リアルな職場環境を知ることができる。仕事のやりがいと職場の人間関係は大事だなと感じる。
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「派遣添乗員ヘトヘト日記」に続いて2冊目の日記シリーズ。
何より驚いたのが、電話料金を滞納する人がこんなにいて、それもランク付けされているということ。
そして払っていないから止められるのに、理不尽に怒鳴ったり脅したりゴネたり、何故かお金を要求したり、そんな人達が山ほどいることにゾッとしました。
そしてコールセンターで電話を受ける担当者達も、実は専門的な知識はない人がほとんどということにも驚きました。
様々な事情で非正規で働いている人達の社内での立場、不安定な状況、待遇など、途中読んでいて身につまされるところとありましたが著者の吉川さんの本来の真面目さやのんびりとした性格がよく分かる文章、そして現在のことを書き添えられた最後に、爽やかな気持ちで読み終えていました。 -
タイトル通りコールセンターの中の人のお話。
苦情の内容の話ばかりでなくオペレーターの内情、ドコモだったりその他企業のコールセンターの仕組み等が知れます。
大変な仕事で人により合う合わないはあれど、辞めていく人が多い業種と納得はできる。
そういうことを少し知れた、というのは良かったがそれだけかな。もっとユーモアを交えての本だと思っていたので少し期待はずれでした。 -
コールセンターの内情について、長年派遣社員として働いた著者の経験を紹介したノンフィクション。
著者は、ドコモや au などの携帯電話会社や、銀行、証券、年金などの金融機関のコールセンターで働いた経験を持つ。 大学卒業後に一度正社員となるが、体調を崩して退職、離婚後、養育費支払いの為に派遣社員として働くことになる。 仕事は、苦情、受付、クレーマーへの対応、リコール受付、電話での意向確認など様々な仕事を経験する。 同僚の派遣社員との関係や派遣先の上司との関係、お客さんやクレーマーとの関係など、ほぼ全編人の話をリアルに描いている。派遣社員の生態や金銭感覚、社員の態度やクレーマーの実態などが赤裸々に書かれており、大変面白かった。
自分も会社で色々な仕事をやったけれど、取引先やお店からのクレーム対応は、毎日数本程度だったが大変気を使う仕事だった。コールセンターでは、それが毎日莫大な量なのでその大変さはよくわかる。会社のコールセンターのオペレーターの人達の対応を見ているだけで、この部門には行きたくないと思ったものだ。実際、心を病んだ人の話は数多く聞いた。大変な仕事だが、それでも遣り甲斐を感じて頑張っている人達がいる。この本を読んで、その実態がよく判った。 -
コールセンター、確かにお世話になることはあるが、本当に大変な仕事だと思う。
その収入で月3万の養育費はキツイと思うが、それで子供を育てた奥さんはもっと大変だったんじゃないだろうか。
時折チラチラ表出す著者のプライド(出身校とか)がお人柄を表しているようだが、今は福祉のお仕事をされているとのこと。
たまたまこの前に読んだのが「障害者支援員もやもや日記」だったが、コールセンターで培った能力を、ぜひともそちらの世界でも発揮してもらいたいと思った。 -
コールセンターという自分の知らない世界を垣間見、考えられないほど理不尽な事を言うクレーマーの存在に驚くとともに、それに対応するオペレーターの方々に頭が下がる思いがした。
派遣社員として職を転々とする筆者だが、どんな仕事でも「学ぼう」という気持ちをもち、周囲の人とのコミュニケーションを大事にする姿に、筆者の人間力の高さを感じた。