ティアムーン帝国物語5 ~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~
- TOブックス (2020年10月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784866990651
作品紹介・あらすじ
シリーズ累計15万部突破(電子書籍を含む)大人気作最新刊!9月舞台上演!元ポンコツ姫の歴史改変ファンタジー!
感想・レビュー・書評
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今回もなかなか波乱の展開で面白い。小心者のミーアもそれなりに成長していて微笑ましい。無人島での騒動と馬術大会の話。前者ではグリーンムーン家の、後者ではレッドムーン家の令嬢を結果的に誑し込んでしまって、またもやフリードリッヒの絶賛を浴びる。その間の顛末が楽しいなあ。イエロームーン家の令嬢がミーアベルに接近してきたのはなんらかの意図のもとなのか。その辺は次巻かな。帝国の初代皇帝が蛇の邪教に侵されていて、肥沃な三角地帯(Moon)の農業をダメにするので涙(Tear)が出るというのが、ティアムーン帝国の名前の意味だったとは!
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【読書メモ】
今回はエメラルダの失踪騒ぎから初代皇帝の秘密が判明して2部完、そしてミーア早死予言から始まる第3部、ベルの社交ダンス訓練の番外編
一応、第二部が完結
ただ、明確な落ちはつかなかったし、繋がり的にかなり微妙
しかも、巻の途中とか……ここらへんはちょっと不満
とはいえ基本的にいつものようにバタバタ楽しい
【以下再読のための備忘】
・そう、ミーアはついにマスターしたのだ。究極の奥義「背浮き」を。これさえあれば、どんなことがあっても溺れることはない!牽引してくれる相手さえしっかりしていれば、ミーアは脱力しているだけでよいのだ!
・「もともと、あの乗り方は夫婦乗りって言ってな、戦士が大切な恋人を背中にかばいながら戦う時の乗り方なんだ。俺たちの祖先の大英雄が、愛する妻を背にかばいつつ、数百人の敵の中を駆け抜けたって話に由来しててな。だから、あの乗り方で後ろに乗るのは、その男にとって大切な人ってことになるんだが……」