【小説26巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身5」
- TOブックス (2021年4月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784866991337
作品紹介・あらすじ
TVアニメ第3期制作決定!ビブリア・ファンタジー最新刊!
感想・レビュー・書評
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下剋上というからには、最後は当然……と思っていたので、ついにという感じ。
貴族院に入ってから雰囲気が変わっていたが、久々にローゼマインのたくましい商人ぶりが見られて、おもしろかった。
今回は、影の薄かった第一王子のジギスヴァルトが、表に。
王族はもともと身勝手なものではあるが、第二・第三王子は根底の人のよさが感じられるのと比べると、ひどく自己中心的に見える。
ほとんどが領主会議で、時間的にも場所的にもあまり進まないが、物語としては大きな転換点。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
オモチロカッタ、、
完結巻に近づいてきて、妙にドキドキするが
面白さも加速。とうとう、次期ツェント、、
ジギスヴァルト王子、ムカつくわ、、。彼に比べたらヴィルフリートはただの思春期の軽度なアホ。
そして、もしかしてフェルディナンドも学生時代に祠巡ってるんちゃうんか?だったらおもろいな、と思う。書庫の奥にはいるには、社会的に王族のクランであることが必須のようだが、DNA的なものは?そこらへんが気になる。もし、DNAだけでもオッケーなら当時のフェルディナンドは入れたのか?入ってたらおもろいのに。
DNA王子と平民が一番王にふさわしいちゅう、すばらしい設定ではなかろうか。こういうアンダードッグ系はアツいわ。下克上やねぇ。 -
学生のいない貴族院って不思議な感じ。領主会議はこういう雰囲気で行われてるんだなぁ。ほんとに、貴族院での領地対抗戦は領主会議の前哨戦なんだと感じた。
相変わらず規格外のローゼマインに対して、「予想通り想定外だけど想像以上」と評したアナスタージウスがよかった!
王族で一番ローゼマインを理解してると思う。
そして、だんだん人となりが見えてきた王族たち。第一王子はヴィルフリートと同族の匂いがしてきた。よくない方の。
祠めぐりでちゃんと一つ一つヴァッシェンして清めてから入るのは、王族の強制や仕方なくではなく、ローゼマインの自主性を感じる。育ちが出てくるなぁー。
今回特によかったのは、王族に対して一歩も引かず商人聖女として力を発揮できたところ。平民時代からの叩き上げとも言える経験の差が出たね。ほんとすごい。 -
相変わらずダメンズに翻弄されるエーレンフェストとローゼマインですが、ベンノとフェルディナンドの教育の賜物でしょうか、しっかりと自領を守るローゼマインの活躍に溜飲が下がります。
ますます騒動の渦中に置かれることになったローゼマインのこの後と、彼女の活躍でフェルディナンドが少しでも救われるのか、気になるところです。 -
フェルディナンド様のSS
アーレンスバッハの現状がかなり酷い
領主一族が大領地なのに少ないというのもあるし
よりによってゲオルギーネが前アウブの第一夫人として権力を持っているのと
ディートリンデをいいように使い捨てようとしている
他にもフェルディナンドが断りにくいように幾重にもの策を巡らせてそう
ゲオルギーネの権謀術数がどこまでなのか計り知れない
怖いよなぁ
星結びに闇のマントと光の冠が必要というイマヌエルのいやがらせ
ローゼマインにというよりは、王族への反抗?
まぁローゼマインはシュタープで同時に二つの神具を作れるようになっているから問題なかったけどね
ところで、シュタープで二つの神具を作るのはどのくらいの非常識なんだろうか?
剣と盾や複数の盾を作るのは、最初からそのようにシュタープをイメージするからで
先に神具を作っておきながら追加で作るのが異常という事でよいのだろうか?
昔のツェントやツェント候補が星結びの儀式をやってたときって、自分でマントと冠を作ってたのかな?
それとも神殿の神具をまとってただけなんだろうか?
リュールラディ視点SS
ローゼマインとフェルディナンドの切ない恋物語を神話に置き換える物語
メスティオノーラとエアヴェルミーンが実際にそんな感じというね
まぁ、実際のメスティオノーラのエアヴェルミーンへのべったり加減もどうかと思うけど
あれはフェルディナンド様がそもそもアレだからなぁ
とりあえず、既にいる恋物語作家のエルヴィーラと、万能作家のローデリヒに加えて、ユルゲンシュミットにおける新たな作家の誕生秘話ですねぇ
ローゼマインを迎えに来たジルヴェスターが、地下書庫のような巨大な魔術具の中に妊婦は入れられない
どんな影響があるかわからない
と言っている
だとすると、転移陣程度なら大丈夫という事だろうか?
ちゃんと検証してるのかな?
ユルゲンシュミットの医療の論理的立脚の背景がわからないので何とも言えないけど、日常使いの魔術具が妊婦と胎児にどのような影響があるかは調べられていると思いたいなぁ
やっとローゼマインはメスティオノーラの書を手に入れるとこまできた
祠の中だと周囲の時間は止まってたけど
じじ様のところではローゼマイン以外の時間は早く進んでたんだよね
これってアーンヴァックスの成長があったから?
普通にダウンロードするだけだったら外の時間はそんなに過ぎてないのだろうか?
後にフェルディナンド様が来たときは別の所から出てきてユストクスとエックハルトを心配させてたので、もしかしたら時間が止まっている可能性もある
うーむ、よくわからん
王族からの中央神殿入りや養子要請について
ジルヴェスターは何だかんだ言っていいやつだよなー
ちゃんとローゼマインを慮っている
一番の効率や手間のかからなさを考えたら、結構前に始末されていたか、すぐに養子縁組を解いて上級貴族にしてたでしょうにね
自らの判断で巻き込んだ以上はちゃんと責任を取る覚悟があるところがカッコいいよね
そして、商人聖女は全編通して屈指のザマァ
顔色が悪い王族もどっこいどっこいだけどね
やはりローゼマインとジギスヴァルトは格が違う
立場に胡座をかいて人に命令ばかりしてる人と、幼い頃から自分の欲望を叶えるために海千山千の遣り手達と交渉してきたローゼマインが勝負になるわけがない
ローゼマインの切れる札の数や質に対して、ジギスヴァルトの手札は王族という事だけだものね
自らの立場を材料に交渉するのは1部でもあったけど
平民から青色巫女見習いの時は神殿長を威圧の力技に比べるだけだったのに対し、随分と強かになったよなぁ
出せる条件だけでなく、アンゲリカ直伝の憂い顔という態度も含めて交渉を有利に進めてるのウケる
もしフェルディナンド様が連座になったときに暴走してどうなるかわからないという脅し
後にジルヴェスターが「本当に脅していたのか!」と顔が真っ青になるやつ
ローゼマインが意識してなかっただけで、若干の威圧になってたのかも?
ありえないし考えたくないifストーリーだけど、フェルディナンド様が連座になったら暴走したローゼマインのせいで死屍累々のブラッディカーニバルの可能性もありえたのか……
そしてオルタンシア様……
オルタンシアが始末されたのは、ヒルデブラントがシュラートラウムの花の事をラオブルートに漏らしたのが決定打
まぁ、他にも色々と巡り合わせが悪かったけど
何ともやるせないなぁ……
ところで、ラオブルートの顔の傷ができたのはいつどうやてなんだろ?
ふぁんぶっくに書いてたっけ?
もしかしたら、離宮が閉鎖される時に何かゴタゴタがあったのかなぁと思ってしまう -
★「え? 自分が住む建物の中に図書室を設置するのは当然ではありませんか?」p.286
▶中央に呼ばれての星結びの儀式。▶貴族院の図書館で古い文献の現代語訳を行う図書委員たち。▶「シュラートラウムの花」とは?▶グルトリスハイトに関わる危険領域に踏み込みつつある。▶おそらく現在もっとも次期ツェントに近くなったローゼマインは自分の身と引き換えにどれだけエーレンフェストに利益をもたらすことができるか商人スイッチを入れる。フェルディナンドを救うために。そして自分の図書館を得るために。▶いずれ中央に突っ込んでいくとは思っていましたがこういう形になりますかぁ。 -
下剋上最終段階王族にまで登りつめるか!?
望みがかなわないと知った時のローゼマインの感情を露わにした行動が印象に残った。あとは、貴族院に行ってるのに学校じゃないから、可愛らしい服を着ているのね。
王族になっても、エーレンフェスト里帰り自由にできるような立場は望まなくていいのか気になった。
今回のポイント
ヒルデブラントの母、ダンケルフェルガー出身。ダンケルフェルガーの人って良い人多いね。
いのりたりない、の謎とけるが、じじさまは?
シュラートラウムの花とは?中央騎士団長ラオブルートがゲオルギーネと繋がってたらやだなぁ。妻のオルタンシアにも類が及ぶってことだよね?離宮のこととか、今回はエピローグにも次への情報たっぷりでした。 -
商人聖女と望まぬ結婚を読むとジギスヴァルトの悪い意味での王子様っぷりがわかる。今まで批判されることも拒否されることもなくきたから商人モードのローゼマインにガンガン来られたらどうすればいいのかわかんないだろうなぁ。ベンノさんも自分の教えが王族相手にも披露されることになるとは思わなかったろうに。ボニファティウスが領主一族最年長らしくジルヴェスターとローゼマインに苦言を呈するところも良かった。ちゃんと言ってくれる人は大事よね。フェルディナンドが今回もお手紙だけで寂しい。
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多分4回目の再読。今回気になったのは、P332「ヒルデブラント王子、今はツェントと共に魔力圧縮と属性の増加にお努めください。程良き時に私からお声をかけましょう」というラオブラートのセリフ。
もしかして、これ伏線になるのか?ランツェナーヴェの侵略者たちがシュタープを得るためには、王族しか開けられない礼拝室の鍵が必要になる筈だが、ヒルデブラントを利用した?
私が現在まで読んでいる部分には出てきていないので、正解かどうか答え合わせが楽しみ。