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- Amazon.co.jp ・マンガ (162ページ)
- / ISBN・EAN: 9784867202739
作品紹介・あらすじ
世界の終わりまで、あなたと共に。 残る師匠の体の部位は「心臓」のみ。チカが持つそれを取り戻すため、林檎丸は複雑な思いを抱えながら、再び彼と対峙する。雪之条もまた、友との因縁の関係に決着をつけるため、八房に真意を問いただすが……。ついに打たれる戦いの終止符。永き旅路の果て、師匠と林檎丸が辿り着く先は? 不死の師弟の旅物語、これにて終幕!
感想・レビュー・書評
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不死なる狂人達の終幕
狂った雪之条が狂ったままに求めたのは自分と歩んでくれる存在で、八房が狂わないように狂ったままに求めたのもまた自分と歩んでくれる存在だったというわけか
雪之条は自身と八房を『双魚』に例えたわけだけど、それは同じ境遇を歩んできたというだけに留まらず何から何まで鏡写しだったという面もあったのかな……
また、彼らの弟子に当たる林檎丸とチカも似た想いを抱えながら戦っているのは面白い構図
自分と共に歩んでくれる相手を欲しつつも、主人に報いるためにその欲した相手を殺そうとしている
とんでもなく矛盾した状態
だから昔に雪之条がやった行為と同じ行為を八房がするのは自明の理だったのかもしれない
自分の片目を分けて林檎丸を作った雪之条、自分の心臓を分けてチカを生き延びさせた八房
やはり何から何まで二人は似ているね
そして似すぎた二人の行動が結局は二人自身を救うことになるわけか…
室町時代から始まり、江戸、明治と駆け抜けてきた本作の最後が令和に辿り着くことになるとは思わなかったな
とんでもなく長い物語を読んだ気分だ。ただ、もう少し地に足ついたストーリーを読みたかった気がしないでもないが詳細をみるコメント0件をすべて表示
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