作品紹介・あらすじ
累計150万部突破の『喰う寝るふたり 住むふたり』待望の新作!! 付き合って18年、長年の同棲生活を経て、結婚5年目。35歳になったリツコとのんちゃんは、「妊活」「仕事」「親との関係」など、若い頃には考えもしなかった夫婦ならではのリアルな問題にどう向き合っていくのか? 夫婦になったふたりの日常を男女両視点で描いたザッピングストーリー。
感想・レビュー・書評
絞り込み
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結婚したふたりのその後の話。
相変わらず微笑ましく、ふたりらしく暮らしている様子が知れて嬉しい。
妊活のエピソードはなかなか重いのだけれど、
ふたりでそこまではいいやと一致した結論を出せて
諦めたこと自体はしんどいけれど
それを義両親にも伝えてすっきりできたのが良かった。
お母さんより意外とお父さんの方が優しかったな。
孫がいなくてももうこんな良い娘がいるんだ、と
りっちゃんの頭を撫でてくれたところは泣いた。
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2人が帰ってきたーという嬉しさに星1つ!
歳を重ねた2人の悩みはリアルで、リツコの気持ちがすごくわかってしまい、、、。
焦るんだよね、定期的に。何かを変えようとしたくなる。
子どもはそのための道具じゃないんだけど、冷静になれなくなるんだよね。。
この先の2人も気になる。
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前作も大好き。
「10年付き合ってて結婚してないアラサー」という設定が自分と全く同じで、リツコにも感情移入しまくりだったため、自分の中でとても大切な作品だった。
続編が出ていることを知らずに本屋をウロウロしていたら「35歳になったリツコとのんちゃん」「夫婦になったふたりに会える」という帯を発見。まさしく私も35歳になり、結婚もした。旧い友達と偶然出会ったような喜びを感じ、レジへと急いだ…。
続編である今作も頷き過ぎて首取れそう!
安定と停滞、他人と比べてしまう自分、結婚したらしたで起こる問題ー
特に、子供を持つことにまつわるリツコの葛藤に、同じく子供のいない既婚者である自分はとても心打たれた。
頑なになっていたリツコの心が解きほぐされていく過程がとても丁寧に描かれている。
(ところどころに出てくる、純粋な気持ちで孫を望む親や、「次はリツコだね!(自分と同じくママになるのが)」と悪気なく言ってくる友達の存在が刺激的なスパイスで、ひぇ〜っとなるのもいいw)
リツコの気持ちに寄り添い続けるのんちゃんの
「10年前の自分が見たら今のうちら相当まさかじゃない?」という言葉に、つい他人と比べてしまう私もリツコ同様めちゃくちゃ励まされた。。
(10年前は仕事辞めちゃってニートしてた)
作品にここまで自分を投影して入れ込むことはあまりないので、自分でも驚いています笑
2巻も買わなくては!
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ザッピングストーリーで描かれたカップル物漫画の続編1巻である。
カップルのすれ違いをメインに扱った物語から、同一家計を支える結婚5年目の夫婦の物語へと続編では変転している。
ちなみにこの直前に、旧シリーズも新装版で再刊されている。
この続編では、あらすじにもあるように「仕事」「妊活」「親との関係」といった重いテーマが中心となっている。
35歳という年代のリアルを描く内容は、おそらく想定読者が同じように抱えているだろう悩みに寄り添った形だろう。
ある程度安定した生活は停滞を生みやすく、一方で妊活のような判断が難しい問題も多い。
そういったリアルを描いたシリーズになっていくのだろうと思う。
一方で、前シリーズの持っていたザッピングストーリの性質は、おそらく薄れるのだろう。
夫婦間のすれ違いは、カップルほど惚れた腫れたで簡単にはいかないので、描くのが難しいのかなとも思う。
テーマの重さを夫婦の絆で乗り越えていく風景がこの1巻では描かれている印象で、各々の視点にそれほど大きな違いが見られないのは特徴的だろう。
その辺も加味しつつ、この一巻は星四つ半相当と評価した。
面白いか面白くないかで言えば、ベテラン作家さんらしく丁寧な描写もあって、面白いのは違いない。
ただ、フレームワークの変更がどう評価されるかは、読者によって評価が分かれそうな印象も残った一巻だった。
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「マンガほっと」というアプリで続編が出ていることを知り、2話まで読んで即購入。
人と比べて落ち込むリツコに、のんちゃんからの言葉で、前進していることに気づいた描写が素敵。
人生の苦楽を共にする人がいるということは良い事だなと感じる本。
次の巻が楽しみです。
リツコ、のんちゃん2人の目線で話が進んでいくのも良い。
こういう時、こう考えてたんだなぁと心理描写を丁寧に描かれてて考えさせられます。
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5年後のリツコとのんちゃんに会えてうれしい。のんちゃんは見た目、多少貫禄が増している。
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結婚から5年、30代半ばになったリツコとのんちゃん。職場での立場の変化や妊活など、年齢が上がったからこそ、夫婦になったからこその悩みに直面しつつ、自分たちらしい生き方をふたりで探っていく…。
キャラクターたちのムードや、ひとつのエピソードをお互いの視点から描く見せ方は同じながら、悩みの質が明らかに同棲時代とは違っていて、現実的な重みがぐっと増してますね。「うちらはうちら」というスタンスの変わらなさに安心感はあるものの、それで通していけるものかどうか。これからもふたりで手を携えて、いい未来を築いていってほしいと思います。
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いやもう、リアルすぎるやろ!!!続刊も楽しみ!
のんちゃんとりつこだけでなく、最後にお義母さん目線も入ってたのが良いね。
著者プロフィール
日暮キノコ:第29回別冊フレンド新人まんが大賞で佳作を受賞しデビュー。主な著作に『喰う寝るふたり住むふたり』『個人差あります』『モンクロチョウ』など。
「2023年 『喰う寝るふたり 住むふたり 続』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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