老女的少女ひなたちゃん (10) (ゼノンコミックス)

著者 :
  • コアミックス
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (153ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784867202890

作品紹介・あらすじ

バレンタインにサダヲに渡したチョコが、思わぬ事態を引き起こす⁉︎ 千春たち探偵団の見たものとは…。そして明かされる、お隣さんの前世の記憶。生まれ変わり仲間の山森さんの切ない記憶を聞いて、ひなたは…? 人も景色も変わっていく。ひなたの転生おばあちゃん人生も、もうすぐ結末。

感想・レビュー・書評

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  • ひなた達ももうすぐ3年生になる為かかなり色恋沙汰の話が増えてきたね。まあ、メインとなるひなたとサダヲの関係が実態は祖母と孫で見た目的にも大人と子供だから、そこで何か起きるとかはないのだけれど

    だから何か起きるとすればサダヲと見た目年齢が近そうなこよみという事になるのだけど……
    そんなタイミングで明かされるこよみの過去生。いや、これは随分と重い話が…
    ひなたや美夜は1回生まれ変わっただけだった。それは生まれ変わった人生の中できちんと未練を解消できたから。でも、こよみは失った何かを求めて何度も生まれ変わってきたのか……

    これ、どうしようもないのが未練の対象が最初の人生で失った記憶や行動であり、取り戻したとしてもそれを共有していた正治は既にこの世に居ない
    未練を向ける対象は曖昧で解消する方法も存在しない。そういった意味ではこよみが過去生の縁にしていた木を伐採されてしまった点は強烈にこよみの現状を象徴しているようだ

    それでもこよみが今手にしている何かが有るとすれば、それこそ手を繋げる対象が居る事
    ひなたはうなされるこよみを気にして手を取ってくれていた。サダヲは花やひなたと戯れるこよみを撮影していた
    もう手に入らない過去に悩むこよみも今は何かを持っている

    そして次巻で完結ですか。ひなたが新しい人生を生き直し、そしてお節介な感じにサダヲを見守ってきた。そのサダヲは漫画連載が決まり、更に気になる人も……
    ある意味、親離れが出来る時期。なら離れられるひなたはどうなってしまうのだろうか?


    そういや、新しい担任は随分と胡散臭いと言うか裏表が有るというか
    会った初日でひなたの本質をおばあさんと見抜いたのって何気に珍しいタイプだね

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著者プロフィール

桑佳あさ: “藤野もやむ”名義で「賢者の長き不在」(ブレイドコミックス)や「忘却のクレイドル」(ブレイドコミックス)などコアなファンをもつ実力派。現在は、”桑佳あさ”名義で月刊コミックゼノンで『老女的少女ひなたちゃん』、コミックキューンで『しょうあんと日々。』を連載中。

「2020年 『老女的少女ひなたちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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