アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり (10) (ゼノンコミックス)

著者 :
  • コアミックス
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784867204948

作品紹介・あらすじ

萬津病院薬剤部で受け入れていた実務実習生・室井が、壮絶な医療現場を目の当たりにして、出勤を拒絶!? 同じく実習生の丸川は、血糖値が安定しない患者にぶつかっていた…。さらに年越しの萬津病院も収録された第10巻!

感想・レビュー・書評

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  • 萬津総合病院薬剤部にやってきた実習生の室井と丸川。室井は産科にて、同級生の妻が死産する場面に立ち会うことに。また、丸川は糖尿病患者への対応の中で、ある異変に気づき──。薬剤師のたまご篇、完結。

    「わからないことは『わからない』と正直に伝えればいい その後調べたり人に聞いたりして患者のために行動することが重要なんだから 俺たちの仕事は事なかれ主義でやっててもある程度は成立しちゃうけど まずは一歩踏み出さないと自分が何をすべきか見えてこない」
    人見知りで緊張する丸川に剣持がかけた言葉が力強い。わからなくても、患者のために行動する最初の一歩にすればいい。「わからない」からわかることもあるのだから。

    「同じ立場を経験しないと相手を思いやれないなら 誰も医療者になれないよ」
    産科患者に寄り添えなくて戸惑う男の実習生・室井。この葵の言葉は、患者にも言えるなと。病気になったことがないのに気持ちがわかるんですか?って患者側も思うよね。お互いにわかろうとし続ける姿勢が大切なんだろうね。たとえ完全にはわかりあえなくても。

    待望の子どもを死産してしまった同級生夫婦へ。
    糖尿病で好きなように食べられなくなって、このまま戦力外にされてしまうんじゃないかと不安に思うグルメ雑誌の編集長へ。
    「なんて声をかければいいんだ」
    という場面からドラマが大きく動いた実習生の二人。丸川は成長しまくっててよかった。最初はこいつ早くどうにかしないと…って思ってた室井も、医師である兄へのコンプレックスを受け入れて、今できることに集中できて本当によかった。結局は別の分野に進んだとしても、この経験はどこかで役に立つからね。

    年末年始の勤務についてもわかってよかった!大変すぎる!いつ呼び出しがあるかわからない時に年越しそばは危険だわ。豊中さんみたいな人がいたら強いよなあ。そして、次はまた薬局全体にとって大事件が勃発。現実では医薬品メーカーの不正がきっかけで供給不足になったのかな?これも現場だとどう乗り切ったのか読んでみたい。

  • 実習生対応編。さまざま発生する事件から学ぶ実習生。やがて、それぞれに目指すものが見つかり研修期間終了のときを迎える。
    教えられる方だけではなく教える方も勉強になりますよね。

  • 引き続き、実務実習の若者たちとの物語。
    たとえ薬剤師の道を選ばなくても
    経験はきっと役にたつという言葉は
    どの分野の実習生にも向けたいものです…。

    あと今回は、みどりが
    大晦日当直に当たったから
    年末年始の病院てんやわんやの様子も
    味わわせてもらいました。
    カップ麺はのびるってば( ̄∀ ̄)

  • やっぱりなんかイージーだがまあ今回は良かったかな。
    ただ最後のあれ、ほんとにそれでいいのかと言う気も。
    結局自分達でなんとかしている分みどりは蚊帳の外だったしなあ。

  • 医学部分館マンガコー : QZ021/ARA/10 : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410170422

  • 後輩の指導を経て、主人公はまた一つ、パワーアップしたのであった。

  • 5月24日新着図書:【前巻で、主人公の勤務する病院に薬学生が実務実習にやってきた。人見知りだったり、進路に迷いがあったり。そして医療現場の厳しい現実に直面する学生たち。この話は前巻の9巻から続けて読むのがおすすめ】

    タイトル:アンサングシンデレラ:病院薬剤師 葵みどり 10巻
    請求記号:マンガ(マンガdeステップアップコーナー)
    URL:https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB28212174

  • 薬学生にとって病院と薬局での実習は、仮にそれらの機関で働くことにならないとしても、かなり貴重な経験になる。ということが実感できた。

  • 教育実習、終わり。

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著者プロフィール

荒井ママレ: 著作に『おもいでだま』全4巻、『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』全1巻(どちらも小学館刊)

「2023年 『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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