- Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
- / ISBN・EAN: 9784870141469
作品紹介・あらすじ
「やあおはよう とつぜんでもうしわけないんだけど ボク もしものせかいにいくことになりました----」
いつもいっしょのあの子がどこかへ行ってしまう。
どうして君なの どうして今なの?
大事なものを突然失ったとき、思いがけない別れが訪れたとき。
心にぽっかりと空いた穴は、どうやって埋めたらいいんだろう
なんども読み返したくなる優しい物語。
ヨシタケシンスケの新たな世界が広がる絵本!
感想・レビュー・書評
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ちょっと寂しくなった
でも、もしものせかい に行ったって分かっていたら寂しくないね -
ふかい。ふかい。
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もしものせかいと、いつものせかい。
見た目は可愛くて、優しい言い回しで、子供が手に取っても読める絵本。
だけど内容は、いろんな経験をしてきているからこそ刺さる、大人向けの、深くて考えさせられる内容でした。
もしも…大切な何かをなくしても、わたしはいつもの世界を大切にしなければならない。もしもを考えてしまうこともあるし、悪いことじゃないけど、もしもに浸りたくなってしまったりもするけど、いつもの世界の時間は進んでいて、わたしにとってのいつもの世界は、何もしなくても膨らんでいく。
もしもの世界のことを考えても、否定されない、でも優しく諭してくれるような…そういうところが、大人に「刺さる」のでは。
子どもは、またわからないかもしれない。でも、ずーっと経ってから、昔読んだなぁなんて何年も手にしていなかった絵本をぱらりと開いた時、じんわりと、心に沁みていくかもしれない。その時のために、大切とっておこうかな、と思う絵本でした。
2022.05.04再読しました。 -
あの時ああしていれば、と過去を後悔したり、この先ああなってしまうのでは、と未来を不安がる気持ちに対して、こんな風に考えたらちょっと楽に、前向きに、楽しくなるかもよ、と優しく教えてくれる本。
理想と現実、どちらも大事。
どちらも大事にして、ゆっくり、大きく育てていこう。
あっという間に読めますが、滋養のある飲み物を飲んだような読後感。
選んだ道も、選ばなかった道も、どちらも自分の中にあって、大切にしていきたいなと思えました。 -
『理想と現実』をわかりやすいように
言ってくれているだけで
心にスッと入ってくる。。。
どちらも大事にすればいい◎ -
くり返し読んだのですが
意味がわからなかったです。
赤ちゃんとママにはわかるのかしら??
でもレビューを読むと
泣いたという方もいて…
自分はどうしたらいいのか
わからないです。 -
もしもの世界を、生きるためにとても必要としている人に、必要な絵本かもしれない。
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もしものせかいは、さわることはできない。
けれど、いつもきみと一緒にいる。
もしものせかいには、行くことはできない。
けれど、そのせかいを膨らませることはデきるんだ。
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この絵本は極端に内容が刺さる方と、刺さらない方とに分かれるお話だなと思います。
そしてわたしは「刺さらなかった」方でした。
あまりにも刺さらなくて、☆をたくさんつけている方のレビューをいくつか読ませていただき、「ナルホド、そういう解釈をすると、響くのか…」と腑に落ちました。
わたしにも「もしも○○していたら…」と何度も考えた経験はあります。
もしものせかいに戻りたいと思ったことも、もちろんあります。
けれどわたしはそこを抜け出し、「もしもの世界を考えていても、前には進めない。次どうするかを考えていこう」という方向へ舵をきりました。
だからこそ、この絵本の内容はわたしには刺さらなかったのでしょう。
ただ、他の方のレビューを読んでみて、どうしても行けないもしもの世界だからこそ、その世界は自分の好きなように想像ができて、その想像が生きる支えになる方もいる、ということを知りました。
そしてその「もしも」は、後悔を続けて後ろ向きに生きるための世界ではなく、起きてほしい奇跡が起きないこの世の中を、なんとか生きるための支えとして「もしものせかい」を膨らませていこう、という考え方なのだなと思いました。
自分にはこの本の内容は刺さらなかったので☆は1つにしましたが、それぞれの立場で読むと解釈がとても変わるお話だなと感じました。
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最近、親しかった親戚が亡くなったりと、風邪引いてどんよりしていたので読んでみました。
あ、なるほど!と共感できる言葉に励まされました!
「もしも…」がなかったら今の私もないんだなぁ〜と実感。
たまに、ごはんを食べに行って〇〇定食か〇〇定食…悩んだ末、こっち!ってなったけど、
あ~~こっちにすればよかった〜って悔やむことが度々あります(笑)が、
この「もしも…」をこれからは大切に生きたいと思う1冊でした。