モーリスラヴェル ある生涯 (叢書・20世紀の芸術と文学)

4.00
  • (1)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 9
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784871984690

作品紹介・あらすじ

『ボレロ』『左手のためのピアノ協奏曲』『子供と魔法』などの作曲家、モーリス・ラヴェル。二〇世紀前半のフランス文化界において、最も有名でありながら、その生涯が最も謎めいていた人物。その最大の謎は、彼は同性愛者だったのか否か。本書において、著者イヴリーは、多くの議論がなされてきたラヴェルの性的特質の「謎」に納得のいく決着をつける。この作曲家について書かれた本は数多くあるが、ラヴェルが同性愛者であったことを、はっきりと「宣言」したのは本書が初めてである。そこを立脚点として、本書ではラヴェルの謎めいた性癖が、作品にどう影響を与えたかが論じられている。これまで専門家にすら知られていなかった、未公開文書、書簡、記事、そして、記憶を駆使することによって、イヴリーは、人として、音楽家としての総合的なラヴェル観を示す。主要作品についても詳細に論じられるが、その作品解説にあたっては音楽の専門用語を用いず、クラシックの専門的知識のない読者にもわかりやすく書かれている。

石原俊の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×