ジャンピング・マウス

著者 :
  • 太田出版
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本棚登録 : 38
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872339581

作品紹介・あらすじ

本当の自分を知るために旅に出た、1匹の野ネズミの冒険。ネイティブ・アメリカに残されていたメディスン・ストーリー。インディアンが守る、変化と跳躍の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 素晴らしいネイティブアメリカンの逸話。メディスンアニマルの視点からも、それぞれを深読みして感じ取れ、一匹の小さなネズミが旅の中でする経験とその気づきが、私たちに本来の望みやそのプロセスについて味わう機会をくれます。
    北山耕平さんの訳も注釈も良い。
    が、まずは巻末にあるストーリーだけを、ひとまず読むのをお勧めしたい。小さな文字だけれど、誰の解説もないお話を、自分にプレゼントしてあげると良いと思う。
    ネイティブアメリカンたちは、火を囲んで、子どもたちを集め、ストーリーテラーやエルダーが、お話をプレゼントしてきました。お話が突然終わったり、何の落ちもなかったり、なんの教訓にもならないようなお話からも、私たちはお話ししてくれる人と、それから火や風や匂いや音と一緒に、紡ぎ出した何かを受け取ってきたはずで、それは、経験がなくてもなぜか懐かしい感じがするものです。
    そんな風に語り継がれてきたお話を、そんな風に聴くことができたら、ただ読むのとは違う何かを感じられるかもしれません。

  • <゙JUMPING MOUSE" IN SEVEN ARROW>
    <The Story of Jumping Mouse>
      
    ブックデザイン&イラストレーション/相馬章宏(コンコルド・グラフィックス)

  • 古屋さんの語りで聞いた話。
    ネイティブアメリカンの考え方や風習を詳しく解説してあって、
    物語の理解は深まったと感じられる。
    トリックスターやメディスンマンをなんとなくわかった気でいたけれど、微妙に違う。通過儀礼も。
    メディスン・ホイールはとても納得。
    こんなふうに世界は一方通行ではなくてまわっている。
    何処から始まって何処で終わるということもないのだと、そういえば「青い馬の少年」の中でも出てくる。「どこで始まるともなくどこでおわるともない・・・」
    語りをもう一度聞きたい、バッファロー・ドラム、インディアン・フルートとともに。

  • 後で

  • ネイティブ・アメリカンに伝わる、命の再生、人生の意味、チャレンジ。

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著者プロフィール

北山耕平(きたやま・こうへい):1949年神奈川県藤沢市生まれ。『WonderLand』(のち『宝島』と改称)創刊メンバー。1975-76 年『宝島』編集長。76年『POPEYE』創刊に参加後、渡米。同誌特派員としてアメリカ、ロサンゼルスに4年間滞在。70年代後半の西海岸で「ニューエイジ」の勃興に立ち会い、ローリング・サンダー(メディスンマン)と出会い、ネイティブアメリカンの精神を伝える。著書に、『自然のレッスン』『地球のレッスン』(太田出版、ちくま文庫)、『ネイティブ・マインド』(地湧社)、『雲のごとくリアルに[青雲編]』(スペースシャワーネットワーク)など、訳書に『虹の戦士』(ウィロヤ+ブラウン、太田出版)ほか多数。

「2022年 『北山耕平青春エッセイ集 抱きしめたい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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