これ、知ってました?集客に、お金はかからないのです。

著者 :
  • イースト・プレス
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872573817

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  • エクスペリエンスマーケティングを考案した藤村正宏氏の本

    この本は、北海道のど田舎にあるカメラ屋さん(全国で売り上げ最低の店舗)に飛ばされた新入社員が、ある人の助言(エクスペリエンスマーケティング)を聞きつつ店舗を改革していくという本です。

    Amazonや楽天などのECが全盛期の時代に、いかに小売店が価値を出して生き残っていくか。
    通販の弱点は、モノに実際に触れられないところ。

    ではなく、実際にお店を足を運んでもらい、五感を駆使して体験してもらう(エクスペリエンス)また、顧客のこれまでの体験にアプローチをするのがエクスペリエンスマーケティングです。

    いわゆる、顧客をセグメントしてどうのこうこ…という一般的なマーケティングとはちょっと違う本ですが、商売の基本を学ばせてもらったような感じがしました。

  • 実際にできることからやってみようと思える本。
    誰でもできそうなアイデアのヒントが詰まっています。

    『とりあえずやってみて、ダメだったらどうしてダメだったのかを検証して精度を高めていけばよい』

    『仕事の奴隷にならないでください。仕事に命を懸ける価値はありません。だから仕事をもっと楽しんでほしいのです。』

  • ●仕事の奴隷にはならないでください。
    仕事に命を賭ける価値はありません。
    だから仕事をもっと楽しんでほしいのです。

    仕事に悩む主人公のもとに突然、恩師や謎の老人が表れ
    仕事とはなにか
    どうやって売り上げをあげるのかをとく
    小説は色々ありますが

    では、その人物が
    「エクスペリエンス・マーケティング」を教え
    取り入れたらどうなるか
    それを物語調に書かれたのが、この本です。

    エクスペリエンス・マーケティングとは
    経験価値マーケティングのこと

    従来のマスマーケティングではなく
    消費者が感情も情緒もある
    「人間」であることを再認識し

    どのように
    「物」ではなく「経験」を提供するか
    主人公は学び実践していきます。

    その手法は本のタイトルの通り
    費用は必要なく
    必要なのはアイディアと
    「ともかくやってみよう」という気持ちだと
    気がつかされます。

    大切なのは楽しむこと。
    変化を受け止めさらに楽しむこと。

    2005年の本ですが
    今から取り入れられることが
    沢山書かれています。

  • 集客というより、主には消費者の心理をつかむ為のマーケティング、マーチャンダイジングが多く紹介されていました。

    なかでも「テーミング」の話は、とても勉強になりました。

    小説手法でとても読みやすかったです。

  • 本の一言一言が、
    知識とやる気と後の集客アップをくれます。

    「人は仕様ではなく感情で買う」
    「安いから買うのでなく欲しいから買う」

    そんな当たり前のことなのに売り手になるとなかなか気づけないことを教えてくれます。

    周りのお店を見ていても、
    商品が並べてあるだけでまったく感情を揺さぶられないお店が多く、
    不景気だから売れないのでなく売る努力が足りないだけだと痛いほど感じます。

    売れない原因を自分の問題と考えられる人には是非読んで欲しい本ですね。

    お店の価値を生み出し伝えたいというワクワクする気持ちがきっと生まれます!

  • エクスペリエンスマーケティングの藤村正宏先生の本。
    エクスペリエンスマーケティングとは、「モノ」じゃなくて「体験」を売ると言う視点にたった考え方なのですが、色んな理論とかがものすごくうまく非常に分かりやすく藤村先生によって集大成された感があります。
    中でもこの本は小説形式になっていて、あるカメラ店の店長を任された人がちょっとずつマーケティングを取り入れながら成長していく物語。一番エクスペリエンスマーケティングの全体像を把握できる気がしてイチオシです。

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著者プロフィール

フリーパレット集客施設研究所主宰。
明治大学文学部(演劇専攻)卒業後、(株)京屋にてヴィジュアルプレゼンテーション、ニューヨーク大学にて映画製作等を経験。(株)ラーソン・ジャパン取締役就任後、各種集客施設(水族館、博物館、テーマパーク、レストラン、ショップなど)の企画設計を手がける。実績が証明されるにしたがい信奉者が増える。特に体験を売るという「エクスペリエンス・マーケティング」の考え方で集客施設や会社のコンサルティングを行う。

「2019年 『「つながり」で売る!法則』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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