樹海の歩き方

著者 :
  • イースト・プレス
3.09
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本棚登録 : 53
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872574371

感想・レビュー・書評

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  • <b>結局、樹海の自殺遺体の発見ルポがメイン。でも悪くはないが</b>

    著者は樹海探索もとい自殺遺体発見を得意としているらしい。

    地元は、自殺遺体探索をメディアに逆に騒がれてしまい。
    返って、自殺の名所のレッテル張りを強めてしまった苦い過去を持つ。
    90年代を最後に探索を廃止して地道な志願者への声かけにシフトしている。
    (最終バスがなくなっても、風穴売店のベンチにひとり座っていると、おじさんが声をかけにくるかも)
    そんな地元の取組みを逆撫でするような著者たちの探索は、そりゃ地元から白眼視されるわな。

    樹海の細かな見所のページは面白い。
    禅宗系?道場があるとは。
    樹海へのアクセスは、風穴、氷穴がメイン。ここから分け入れば、富士山により近い樹海となる。
    西湖コウモリ穴は、最近の施設なのか?付録の地図と場所がずれていた。
    旅行のときは、コウモリ穴から遊歩道を歩いたのだが、本流ではなかったようだ。

    しかし、不本意ながら、自殺絡みのルポは迫力がある。
    溶岩洞窟を利用した即身仏発見は絶句。


    あと、こういった、デジタル機器装備のトレッキングに興味がある人は記述も豊富でよいのでは。


  • 青木ヶ原樹海の解説本。
    なお、樹海の神性、自然の雄大さを謳ったものではなく、樹海を散策する上での実用性を重視した青木ヶ原樹海の歩き方の本です。

    樹海の地図から基本知識、観光ポイント、歩くための装備やフォーメーションから、遺体を発見してしまった時の対処法まで記載されていて、読み物としても大変興味深いものになっています。
    巻末にはご丁寧に樹海ならではの発見物に関するグラビア画像が袋とじで掲載されているので、そういうモノが苦手な人は手に取らないほうが吉です。

  • う~~~怖かった。怖いもの知りたさというか、そんな安易な気持ちで読みましたが、いろいろ衝撃的。でも未知の世界を知ることができました。今日借りてきたけど、今すぐ返しに行きたい気持ちなので、明日返却しに行きます。青木ケ原樹海って通称だったんだ~ということと、木の根が溶岩で張れなくてむき出しになっているって初めて知りました。余計不気味な雰囲気してしまうんだぁ。しかし、バス停をもっと明るくして、自殺を思い止まって欲しいです。死なないで欲しい。こんな寂しいところで一人でって、知らない人でも悲しくなってしまうよ。

  • 樹海や自殺について学べます
    巻末付録に写真がついているので心臓の弱い方注意

    横浜市立図書館で貸し出し中

  • ページの最期は腐敗した死体の
    袋とじページがある。
    リアルでとても嬉しかった。
    グロくて素敵(・∀・)

  • 樹海探索の必携ガイドブック。
    俺も若かりし頃に行きましたが、その頃にこの本を持っていたらさぞかし激しい冒険ができたでしょうなぁ。

    袋綴じで樹海の死体写真つきなので、苦手な人はやめたほうがいい。

  • 樹海探索のお供に☆


    おもしろかった!!
    樹海のいろんなことがわかって。
    青木ヶ原樹海って正式名称じゃないんね。
    コンパスのこととか…

    探検に行きたい。
    行きたい。
    でも、ちとこわい。

  • 樹海をサバイバル的に歩く方法の本と思って購入したのですが、ちょっと想像とちがってました。
    取り合えず青木ヶ原樹海には行きたくなくなりました。

  • 廃墟の師 栗原亨氏の待望の最新刊!! 禁断の地<青樹ヶ原樹海>の完全探索案内本
    巻末の袋とじの中身はマジ ヤバイっす

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著者プロフィール

栗原亨(クリハラ トオル)
1966年生まれ。樹海及び廃墟探検家。30年以上にわたり約1500箇所の廃墟を巡り、青木ヶ原樹海にて70体以上の自殺遺体を発見。
著書は『廃墟の歩き方』(イースト・プレス)、『新・廃墟の歩き方』(二見書房)、『廃墟紀行』(マガジンランド)など多数。共著に『日本の廃墟』(インディビジョン)、『ニッポン地下観光ガイド』(アスペクト)、『実話怪談 樹海村』(竹書房)、『実話怪談 牛首村』(竹書房)などがある。近年はテクニカルダイバーの資格を取得し、海中の廃墟である沈船を30隻以上探索。

「2022年 『シンスポ 心霊スポット写真集・廃墟編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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