不健全な精神だって健全な肉体に宿りたいのだ

著者 :
  • イースト・プレス
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872574456

感想・レビュー・書評

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  • ある日たまたま見かけて、タイトルに惹かれて購入。BL作家さんなので作品からは決して巡り合わなかっただろう。エッセイはすごく面白くて、可能な限り手に入れている。

    「結婚への道」「人生80年修行の旅」「不健全な精神だって健全な肉体に宿りたいのだ」とタイトルが変わりつつも、「恋運暦」なる雑誌に連載されたエッセイ。無茶な企画に振り回されつつも、けっこう楽しそうだ。担当の鈴木さん、時々登場する編集長川井さんとの掛け合いが良い。基本はちゃらけていても、時々深く考えているところに、はっとさせられることがある。

  • 作家・菅野彰が挑戦する、『結婚への道』から始まったこのエッセイ、最初こそブライダルに関連するものが多かったのが、気づけば滝に打たれてみたり、ボクササイズしてみたりとあらゆる健康的なものにチャレンジするように様変わり。それがまた毎回楽しく、わかりやすい紹介で、さらにどんだけ飲んで食べるねん、という突っ込み感満載で何度読んでも色あせないエッセイでした。

  • 最初の、結婚までの道のりを書いたエッセイは読みにくく(個人的に)感じた。途中から、この本のタイトルのように、結婚ではなく健康へと内容がシフトしていくのだが、そのあたりから少しずつ読みやすくなっていったように思う。最初は丁寧なのか自虐なのか中途半端でとても読みづらかったが、だんだん自虐で押し通すようになったのが良かった。

  • やっと手に取り読んでみたら・・・あまりのバカバカしさに脱力けど こーゆーバカバカしさは大好きだ結構好きな漫画家「雁須磨子さん」とお友達だったとはっがぜんもう一人の「月夜野亮さん」にも興味がわいてきました

  • より切実さが増している、女の人生を覗き見。明日は我が身だ?

  • これの1,2巻と、
    『海馬が耳から駆けてゆく』
    の1,2巻を同時に。

    著者は『毎日晴天!』と同じ菅野 彰さん。
    エッセイにまで手を伸ばしましたよっと。
    うん、普通に面白いです。
    この人の文章は厭味がないなー(*´∀`)好きすき。
    上からも下からも見てないし、謙虚だけど卑屈でもない。
    こういう風に考えられる人間になりたいものです。
    己の過去の文章なんて怖くて見れないんだぜorz←今もだ

    海馬〜はより日常に沿ったエッセイで、不健全〜は占いと健康に偏った企画が主なエッセイかな。
    私は女らしいこととはてんで縁がない生活を送ってますが、占いだけは人並みに好きかもしれない。オカルト好きなんですよね。あんまり信じてないけど(笑)
    だから作者がいろんな占いとか体験とかしてるのが羨ましい!これ経費で落ちるんだよね全部?(笑)
    恐山とか滝修行とか辛そうなのもありますが、体に気をつけて不健全な精神を健全な肉体に宿して下さい。
    ……このタイトルは素晴らしいよな。ほんとその通りだ。
    精神を改善するなんて無理だから!(笑)

  • まさしくその通り!

  • 結婚て難しいですね。て、いつの間にか企画変わってるし(笑)

  • 同作者の「海馬が耳から駆けてゆく」に続き、世界で5本の指に入るおもしろさであろうエッセイだと思います。「海馬」と比べると、ただおもしろおかしいだけではなくて、もっと大人な内容です(「海馬」書いてるのも大人ですが)、女を磨いたり、マラソンしたり。編集の鈴木さんもおもしろいです(笑)

  • なんてぴったりなタイトル!と感動してやまないエッセイの第一作。
    健康になるために(知るために)は、世の中にはこれだけ手段があるのね…と感心するとともに、著者の語り口が楽しい。とにかく楽しい。
    真面目に語ってちょっといい話もあれば、本当に真面目に健康になりたいんですが…?と問いたくなるような荒行も行う著者。
    海馬、とはまた違った菅野ワールドに触れられる一冊。健康になれるかどうかは保障なし(笑)

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著者プロフィール

福島県出身、在住。 2月2日生まれ。小説、漫画原作、エッセイ、戯曲を執筆。『毎日晴天!』シリーズ(徳間書店)、『色悪作家と校正者』シリーズ、エッセイ『海馬が耳から駆けてゆく』シリーズ(ともに新書館)等、『硬い爪、切り裂く指に明日』(河出書房新社)。『シェイクスピア警察 マクベスは世界の王になれるか』(集英社)等、著書多数。

「2021年 『しずく石町の法律家は狼と眠る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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