現代イランの俗信

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  • 大阪大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872597103

作品紹介・あらすじ

「鉛筆を両側から削ると、両親が死ぬ」
「手のひらがかゆくなるのはお金持ちになる印である」
「家の中で切った爪を捨てると病気になる」
――俗信を理解することは、その国や地域の人々を理解する近道ともいえる。

著者がフィールドワークを通して収集したイランの俗信を、民俗学的観点から比較、分析、整理する。「~するとよいことが起きる」「~してはいけない」「~すると・・・が起きる」など、口承しやすい単純な構造をもつ俗信は、言語、文化、民族を超えて共感される、幸福を追求するという普遍的な本質を持っている。俗信を通して見えてきた、「イスラム教の国」にとどまらない多面的な宗教観、生命観をもつイランの姿とは。

著者プロフィール

1971年島根県生まれ、大阪外国語大学外国語学部ペルシア語学科卒業、大阪外国語大学大学院言語社会研究科言語社会専攻博士後期課程修了、現在、大阪大学大学院言語文化研究科准教授、専門はイラン民俗学。
著書に『イランの口承文芸―現地調査と研究―』(溪水社、2001年)、共著に『ペルシア語(世界の言語シリーズ15)』(大阪大学出版会、2020年)がある。

「2020年 『現代イランの俗信』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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