幕末維新期の情報活動と政治構想: 宮島誠一郎研究

著者 : 由井正臣

• 梓出版社 (2004年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[chagaleさんの感想 · 2008年4月3日]

宮島誠一郎といって、知っている人は多くあるまい。幕末に米沢藩に生まれ、諸藩の情報を獲ったり、周旋活動をし、戊辰戦争では奥羽越列藩同盟内の活動や米沢藩の敗戦処理工作したことも「日記」に残している。さらに明治維新政府にあって「立国建議」を起草し、政府部内で最初に憲法制定運動を起こした――。なかなかにユニークな人物だ。幕末から明治期という時期には魅力的な人物がなんと多く輩出しているのだろうか。編者である由井正臣・早大名誉教授をはじめとする共同研究の論文集。

[奥宮離宮さんの感想 · 2006年2月28日]

分類ー幕末維新期・情報・宮嶋誠一郎。０４年３月。