特集=神経系都市論──身体・都市・クライシス ((10+1 No.40/ LIXIL出版))
- INAXo (2005年9月30日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872751291
感想・レビュー・書評
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特集が神経系都市論身体・都市・クライシス
神経系都市論
都市の血と肉、つまり、
都市の身体性や肉体性ってものを議論するとき、
皮膚という、
人と都市の接触する界面性、境界線が抜け落ちていると、
そういった都市の触覚的なものを議論したいと、田中純は考え、神経系都市論ってテーマ設定にしたようだ。
この中では、
東京のエスニシティ「アジアの新宿・池袋」を彷徨う
が面白い。
新宿の新大久保とか、池袋は日本なのに異国の文化や言語が飛び交う。
世界を見ると、よくあるんだけど、
東京の中でこの都市は異質なもので、
都市計画的にはどうしようもない、
といった事態である。
それと、
都市に対して「リベラルである」とはどういうことか?
では、
下北沢問題を取り上げ、
下北沢=若者の街ってイメージもあれば、
住宅街、下北沢らしさなんてないって
地元の意見も。
そんな都市のイメージの多層性について言及している。
根強い文脈的な側面と、
グローバリゼーションを受け入れた、多文化的?な側面、などなどあらゆる多様な要因が一つの都市に存在する。その面白さ、アナタにはわかるか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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