特集=神経系都市論──身体・都市・クライシス ((10+1 No.40/ LIXIL出版))

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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872751291

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  • 特集が神経系都市論身体・都市・クライシス

    神経系都市論

    都市の血と肉、つまり、
    都市の身体性や肉体性ってものを議論するとき、

    皮膚という、
    人と都市の接触する界面性、境界線が抜け落ちていると、

    そういった都市の触覚的なものを議論したいと、田中純は考え、神経系都市論ってテーマ設定にしたようだ。






    この中では、
    東京のエスニシティ「アジアの新宿・池袋」を彷徨う

    が面白い。

    新宿の新大久保とか、池袋は日本なのに異国の文化や言語が飛び交う。

    世界を見ると、よくあるんだけど、
    東京の中でこの都市は異質なもので、
    都市計画的にはどうしようもない、
    といった事態である。



    それと、
    都市に対して「リベラルである」とはどういうことか?
    では、
    下北沢問題を取り上げ、
    下北沢=若者の街ってイメージもあれば、
    住宅街、下北沢らしさなんてないって
    地元の意見も。

    そんな都市のイメージの多層性について言及している。

    根強い文脈的な側面と、
    グローバリゼーションを受け入れた、多文化的?な側面、などなどあらゆる多様な要因が一つの都市に存在する。その面白さ、アナタにはわかるか?

  • 神経系都市論

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