- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872905175
感想・レビュー・書評
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○タイトル買い。仕事をうまくやるためのスキル。しかしきと長く働き続けるためには重要なスキル
入社2年目と、入社7年目の今では、根本的なスキルや判断能力は格段に異なっている(上がっている)と言える。
しかしそれでも、とりわけビッグプロジェクトになると、なぜか仕事が進まないということは、本が出ているくらいだからこの評を読む読者にも経験があることだろう。
進めたいのに、仕事や周りの人間や、疲労感や余裕のなさでペンディングにしてしまう。そのうちいろいろな仕事が雪だるま式に膨れ上がり、周りにもそのうちごまかしをするようになると、もう坂を転がりはじめた球は止められない。
それは"体力が消耗するだけの無意味な戦い"(p110)に突入し、やがて"自滅"(p112)の道を歩むのです。
心理学者が"自滅"と表現するのはあまりにも酷に感じた、しかし実際には"自滅"が的確であり、もっとも端的に自分の状況を表していることは、読了した本人が一番理解できるだろう。
本書は、この"自滅"している状況であっても、自分との向き合い方や他人への表現の仕方を少し変えるだけで、見違えるような自分になれる、ということなのだ。
「少し変えるだけ」と書いたが、しかしこれはなかなか難しい。例に出てくる子鹿のバンビちゃんは、何度も心屋先生とのやり取りの中で、自分の頑なな心やタブーに厳密な自分に気づき、少しずつ働きかけを変えていくのです。
さぁこれを読めばあとは実践だ。
長く働き続けるためには、根気もやる気も必要。しかし最も必要なのは自分自身の持続可能性だ。どれくらい体力があっても、モチベーションや気力が続かなければ仕事なんて続けられないのだから、いつまでもこだわっていたり妥協できなかったりする自分とはおさらば、そんな自分を"許して"あげてほしいし、自分にももちろん語り掛けている書評だ。
なお、冒頭に記載のある入社2年目と7年目については、実はこの本は入社2年目に買って読んで自分を奮起させたきっかけになった本なのだが、最近また下降ぎみなので再読してみたのである。悩んでいる程度は一緒、というわけではないだろうが、少なくとも解決方法は一緒のようである。
まずは仕事をしないでこの書評を書いている自分を許して…と。明日から頑張れる気がしてきました!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本の著者がテレビに出演し芸能人の心のリフォームをしているのを観て感動し、読んでみましたが、本当に心が弱っていると全く読めません。。。
仕事の負荷がつらく感じてきたとか、自分だけできないと落ち込みそうな(症状の軽い時に)読むのが良さそうです。 -
転職をして身体を壊して、悩んでいいたので読んでみた。
仕事ができるフリをしている。心に刺さった。
たしかに、大してできるわけでもないのに、できる風を装って周りに迷惑をかけることもあるし、何より自分が辛くなっていた。
できなくてもいいし、できないということを周りに伝えて自由に仕事をしていこうと思った。 -
読み終わりました。
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してはいけない→してもいい
しなければならない→しなくてもいい -
最初は心の持ち方を変える魔法な言葉の効果を疑っていたが、不思議とすごくよく効いた。自分が何にとらわれていたのかが非常によくわかった。上司と顔を合わせたくないと思っていたが、気の持ちようでこうも人との接し方が変わるのかと驚いている。 出会えてよかった。また明日も仕事にいけそうである。
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つらい原因は心の持ちようにあり。行き過ぎた自己保護プログラム【心のオバケ】によって、がんじがらめになっていることが原因。オバケから解放されるパスワードは、してはダメ⇨してもいい、しなければならない⇨しなくてもいい
許可することで心が軽くなる。他人に対するイライラも、自分のタブーに触れているからイライラするらしい。自分のタブーを自分で破ってみれば、意外と大したことではない事実が体感できるはず。 -
xxしてもいい。○○しなくてもいい。
都度そう思うだけで心がニュートラルになり
自分の意思を素直に出せるようになった。
心のコリをセルフでほぐせる、心マッサージ的な良本。 -
なんだか、泣きそうになりながら読んでしまい、読み終わると少し楽になった。自分を苦しめてたのは結局自分だったんだなと。少しずつ自分のことを許して、制限をとっぱらっていけたらいいなと思った。