- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872906264
作品紹介・あらすじ
バブル世代、団塊ジュニア的生き方にしばられるな!
『28歳からのリアル』シリーズ著者、最新刊
適応する者だけが生き残るサスティナブルライフ
感想・レビュー・書評
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今年、28歳になるということもあって読んでみた。
いろいろなデータをもとに、20代はこうで、50代はこうでみたいなことが書いてあったけど、具体的な人生指南は書いてなかった印象。
格差については、これといって確かに感じることは少ないかもしれない。平均年収のデータを見ると、確かに格差があるとは思うけど。
驚いたのが、日本人の平均労働時間が1733時間なのにたいして、アメリカは1778時間ということ。アメリカ人ってよく働くんだなぁ。自分の場合、だいたい定時で帰ってるからもっと少ないかなと思って、8時間×20日×12ヶ月を計算してみたら、1920時間となった。いったい、この統計の分母はなんなんだ……。
それと、日本人は平均2000万円の貯金を残して死んでいくとか。できたら0に近いプラスの数字で死にたいとは思うけど、長生きリスクなんてこともあるから、難しいんだろうなぁ。
後、こういう本は『新聞を読め』と指南しているイメージがあったのだけど、この本はむしろ、ネットがあるなら新聞なんて読まなくていいというスタイルをとっていた。まあ、人によるという感じだけど。
それと、日本で流通している家の物件の約90%が新築なのにたいして、欧米は80%が中古ということも驚いた。なんでこんなに差があるんだろう。地震が多いからか?
後、この本を読む前からだけど、最近になって相手もいないのに、結婚を意識するようになった。この本によると結婚にはメリットも多いようなんで、より結婚したいと思った。
ところで、平均的な日本人は6時37分に起き、23時35分に寝て、7時間31分眠ってるらしい(時間がかわないけど、昼寝も含まれているのだろうか?)。自分も7時間ぐらい寝るように、早めに寝るようにしたほうがいいのかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
わかりにくい
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初版は2013年9月なので、まさに今読むのにぴったりな一冊。なぜなら現在の社会情勢を反映しながら、28歳からの新基準をあれやこれや説明しているからです。勉強になりました。
帯に書かれた「バブル世代、団塊ジュニア的生き方にしばられるな!!」という言葉にものすごく共感しました。
"「絶対」がありえない社会では「適応力」こそが最大の武器である"ということを大きな軸として、ライフスタイルや仕事など6つのテーマに関してどう適応していったら良いかが述べられています。どのテーマもわりと中身はざっくりしてるので、細かなアドバイスを聞きたい人には物足りない内容かもしれません。が、そういうことが知りたい人は個々のテーマだけを述べた本を別個で読んだほうがいい気もします。
以下印象に残った箇所を。
「誰かがどうにかしてくれる。なんとかしてくれる。その考えを捨てない限り、人生は一歩たりとも進まないのがあなたが暮らしている新しい社会だ。」(pp24)
「向いていない」と感じたことをきっぱりあきらめることも方法の一つ(pp181)
「ない」ものに注目して嘆くのをやめることが大切(pp199)
「べき」といった瞬間から、新しい可能性や別の視点がすべて否定されてしまう(pp202)