詳解 Linuxカーネル 第3版

  • オライリー・ジャパン
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (1024ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784873113135

感想・レビュー・書評

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  • 読み切れる分厚さじゃない

  • なかなか全部は読めてないけど、ネットで調べるより詳しい情報が手に入ります。

  • この本に書いてあるのは、各機能ごとの概要説明とその実装の詳細な解説。この概要説明でさえもかなりのOSに関する前提知識が必要。
    機能の概要の説明だけであれば Linuxカーネル2.6解読室 の方がわかりやすかった。(Linuxカーネル2.6解読室は一部Webで公開されているものを読んだだけですが...。)

    ある程度Linuxプログラミングを書いて外からみたカーネルの動作を把握した上で、具体的に何らかの理由があってここの実装が知りたい、というときにソースと一緒に辞書的に必要な箇所だけ読む本。

    もしLinuxプログラミングを学びたいのであれば、カーネルAPIだけでなくLinuxの基礎的な解説もある、"ふつうのLinuxプログラミング"、"詳解UNIXプログラミング" などの本を読みつつコードを書いていくのがよさそう。

    (追記)
    ある程度OSの知識をつけてから改めてこの本を読みつつLinuxのコードをよんでみた。コードにもコメントはついているがそれでも難解な部分もあるため、コードリーディングする際にはこの本は必須だった。

  • 一度、流し読みを終えた段階でのレビューである。

    本書はLinuxのカーネルをソースコードレベルで解説している。
    2007年に出た本であるため、扱っている内容はやや古く、Linuxのバージョンが2.6のものを対象としている。(このレビューを書いている時点でのLinuxの開発中のバージョンは3.6である。)
    従って、最新のLinuxの機能を追うためには、ソースコードやニュースサイトで独自に調査するしかない。
    しかし現時点でも、仕事などでLinux 2.6系のLinuxを扱うこともある人は、手元においておくと大変心強いし、最新の機能を抑える前に本書を読むことによって、最新のLinuxカーネルの理解をしやすくなる。

    本書の読み方であるが、1度全体を流し読みしてから、詳しく知りたい部分を精読していく方法が適していると感じた。
    ここで重要なのは、1回で全てを理解しようと思わないことである。
    Linuxカーネルは、ある機能が他の機能と密接に関係していて、大まかなLinuxの全体像が見えてこないと、順番に読んでいったはずが迷子になっていたということがある。
    流し読みが終わったら、必要に応じて他の書籍を用いながら、知りたい部分を集中的に読む。
    そして精読する中で、他の機能を知る必要があったら、他の機能の概要をつかむ。
    一度流し読みを終えているので、概要をつかむのに長い時間はかからないだろう。

    Linuxカーネルを扱っている本は貴重で数が少ない。
    その中でもこの本は、ページ数の多さから予想できるように、広く詳細に解説している点では高評価である。
    日本語訳もすばらしく、内容の難解さ以外で読みづらいと感じたことは無かった。
    しかし、文章量が多いために理解が進みにくい部分が多く、図をもう少し増やして欲しかったと思うが、現時点でのページ数を考えれば仕方の無いことなのかもしれない。

  • 今となっては古い内容だけど、基本は押さえられる。

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