リファクタリング・ウェットウェア ―達人プログラマーの思考法と学習法
- オライリージャパン (2009年4月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784873114033
作品紹介・あらすじ
アジャイルなソフトウェア開発の実践においてプログラムの改善にリファクタリングが欠かせないのと同様に、プロジェクトを本当の意味で改善するためには開発にかかわる人間の脳(ウェットウェア)をリファクタリングすることが重要という考えのもと、認知科学、神経科学、学習理論、行動理論などを駆使し、人間の脳がどのように機能するかを明らかにします。
感想・レビュー・書評
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プログラマに限らず、専門的技能を身につけたい人に
体系だった知識と、実際に使うことができるヒントを与えてくれる本。
読み物として面白かった。
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意識を線形システム、無意識を非線形システムって分け方がしっくり来た。内容が少し古い箇所あるけど前半部分は参考になった。
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大切なことはコンテキストを考慮することと学び続けること。
この本は効率的な学習方法やモチベーションの保ち方について知りたい人にオススメです。具体的なツールが多数紹介されているので、いっぺんに実行するにはなかなか大変ですが、自分はSQ3Rを使った読書術やモーニングノートから実践しています。 -
達人プログラマーの定義が甘い
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内容の密度がとても高く、実践や下敷きにできる考え方も盛りだくさん。脳を活かすという意味で知ってると知らないとではだいぶ違うのではないかな(脳ももっとデフォルトでちゃんと動いてくれるといいんだけど)
個人的にモーニングページと瞑想がなにか変化が起きる期待の面でいいなと思ったのでやってみよう
密度の高さからか途中だいぶ寝かして読み終わるまでに時間がかかってしまった。でも、そのぶん美味しいマリネになったかな。 -
脳、それも脳幹に致命的なダメージを負い、そこからなんとか回復してきた、そして今も回復中の身としてはいろいろと思うところのある本だった。
トカゲのような、とこの本で書かれている部分があるけど、この部分はそれほどネガティブにとらえる必要は無いと思う。マズローのなんとか、を持ち出すまでもなく、その部分も含めて自分なんですよ。
、、、と、いきなり懐疑的な内容を書いちゃったけど、それはこの本の冒頭で「本書に書いてあることも鵜呑みにしちゃいけない」と書いてあるからで、それを忠実に実行したにすぎません:-)
あわてて補足しますが、いい本です。と同時に、読み流さない方がいい書籍だと思う。まず、深呼吸してね。 -
タイトルで誤解する人が多いと思うが、これはプログラミングの本ではない。
学び、成長しようとする人間の基本的な特質を解説した本だ。
Life Hack系の本に良くある、単なるHow to本ではない。
本書にも書いてあるが
「○○をするだけでうまくいく」
というメソッドが通用するほど、現実世界の事象は単純ではない。
これほど明確に学び成長するプロセスを解説している本は始めて見た。正直、感動した。
プログラマーだけではなく、全ての人に呼んで欲しい。
アドバイスを一つ。
できれば手元に大きめのノートを置き、文中に出てくる課題を、実際に手書きして見るといい。
手書きというのは驚くべき作用がある。写経では意味がなく、アイディアとアイディアの関連性が見えるのだ。書いているうちに、脳がちくちくと刺激されるのが分かると思う。
デジタルの可能性は大きいが、逆に決定は、
「デバイスにより発想の範囲が制約される事」
だ。
だから、今でも分析の時は紙とサインペン、付箋を使う。
これは本当に名著だと思う。 -
システムエンジニアが書く、仕事や脳のシステムをリファクタリングする書籍
読後としての感想は、いかに自分の時間や脳を無駄にしてきたのかを痛感しました。
しかし、劇的に変わらないからこそ難しく、楽しい。
この書籍で載っている内容を実践してアレンジして自分の人生を楽しく過ごすために自分の仕事と脳をリファクタリングしていきたいと思います。 -
コードのリファクタリングの話しかと思ったら、自己の能力開発の本だった。扉のマインドマップにちょっと和む。
以下注目点
・ルールは達人を破滅させる。
・熟知よりも無知のほうが自信の源になる。byダーウィン
・アイデアを記録し始めると、さらなるアイデアが得られる。
・思うだけでそうなる。
・SMARTな目標。Specific、Measurable, Achievable, Relevant, Time-boxed
・時間が足りないのではなく、注意力が足りない。
・マルチモニタ。視界から去っていったものは、頭からも去っていく。 -
脳科学的なお話をベースにいろんなところに話が及んでる。
でも全体的にまとまってて読みやすく面白い。
既に知ってる事柄についての内容も違った視点から説明されているので目からウロコ的な感じにもなった。
コンテキスト(状況)が大事。
ドレイファスモデル。
初心者にはレシピ、達人には直感。
酔って書き、素面でリライト。
右脳で絵を描く。
MBTI。
モノ+別次元のモノ→比喩。新しいアイデア。
瞑想。
SMARTな目標。
プラグマティック投資計画。
SQ3R。
アヒルに話しかける。
Wiki。