リーンブランディング ―リーンスタートアップによるブランド構築 (THE LEAN SERIES)

制作 : エリック・リース 
  • オライリージャパン
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本棚登録 : 110
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784873117690

作品紹介・あらすじ

リーンスタートアップが提唱する「構築-計測-学習ループ」を使い、ブランド構築を無駄なく効率的に行う方法をまとめた書籍!
ブランド構築の方法論について解説した書籍です。新しい製品・サービス、または企業を世にデビューさせる時に、ブランドの三大要素である「メッセージ」「クリエイティブ」「コミュニケーション戦略」のそれぞれを、リーンスタートアップが提唱する「構築-計測-学習ループ」により、無駄なく確立するための手法を具体的に示しています。

感想・レビュー・書評

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  • リーンブランディング ―リーンスタートアップによるブランド構築 (THE LEAN SERIES)

  • ブランディングはマーケティングと異なりフレームワークの提示が難し中、その実践を明示している良書。

  • Get it!

  • 思いが強い起業家に対してその志をしっかりと理解したうえで独りよがりになりがちな思い込みによる周りが見えなくなることをどう避けるかを丁寧に説き起こします。さらにデータに基づくマーケティング、ブランディングを丁寧に解説。実際の広告管理まで具体的に説明してあります。

  • ブランド戦略・広報宣伝活動の指南書

    主にスタートアップ企業向けにブランド戦略や広報活動をどのようにやればよいかについて書かれている。
    今やSNSなどで個人の活動を誰でもアピールできるような世の中になってきている。ブランド構築というのは企業だけでなく,個人にも有効であり,そういう意味で他のリーンシリーズの中では一般人にも有用な書籍だと思った。

    ブランドとは何か,どのように構築すればいいかなどから,A/BテストやGoogle AnalyticsやSEO対策についてよく書かれている。
    個人的には広報活動のテストについても書かれているのが良かった。
    やりっ放しではなく,どれだけそれが効果があったかを測定してPDCAサイクルを回していくというのは汎用的で勉強になった。

  • ブランディングもスタートアップ同様、
    リーンスタートでやっていくこと。
    ブランディングするときの計画は大変な労力を伴うが、
    計画実行後は常に効果測定を行い改善を行う必要がある。

    のんびりやっていては他社に追い抜かれてしまうので、
    出来るだけ早く実態を把握し期待する効果が得られていなければ、
    すぐに改善を行うといった取り組みが必要。

    そのために必要な軸を自社で定義し、
    かつ測定可能な仕組みを作ったうえでブランドをPRする。
    結局はアンケートを取ったりと地道な作業が必要なんだと、
    読んでいて感じた。

    【勉強になったこと】
    ・ニーズのメカニズム
     顧客がやりたいことがあって、
     それに対しての課題・不満・要望があり、
     暫定対処では対処しきれないものがニーズである。
     あとは、そのニーズに対する提供価値(価格)が
     適切であれば、顧客はそのサービスを購入することになる。

    ・ブランド名の考え方
     1. 競合他社がどんな名前をつけているか?
     2. 自社製品の最も重要な特徴を表すキーワードはなにか?
     3. キーワードから名前を出す
     4. ブランド名の候補を絞りこむ
     5. 他社の権利侵害がない名前を選ぶ

    ・ポジショニングステートメントのテンプレート
     [製品名]は、[ニーズや機会]を持つ[ターゲット顧客]向けの
     [製品カテゴリ]製品であり、[主な特徴、買うべき理由]が
     特徴的である。[競合]とは違って、[差別化出来る特徴]が
     備わっている
     上記カッコに内容を埋めていけばよい。

    ・製品は単に機能するだけでなく、その体験もよくなければならない。

    ・ロゴデザインの考え方
     1. ブランドについて考える
     2. ロゴによって、どんな感情を抱かせたいか考える
     3. ロゴメッセージから連想させたいことが何かを考える
     4. デザインで考える
     5. ロゴのフォントを考える
     6. 競合他社のロゴデザインを参考にする
     7. 似たようなデザインがないか調査する
     8. ロゴデザインを使ってもらう用途を考える

    ・ブランド摩擦の例
     ・一貫性がないと思われる。
     ・メディアを混乱させてしまう。
     ・自社をイメージしてもらえなくなる。
     ・ブランドの変更をどうやって伝えればよいか悩む。
     ・一緒に携わっているメンバーの士気が下がる。
     上記のような不安を抱えてしまい、ブランドの変更に
     踏みきれなくなることをブランド摩擦という。

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