- Amazon.co.jp ・本 (784ページ)
- / ISBN・EAN: 9784873117904
作品紹介・あらすじ
パフォーマンス障害を解決に導く基礎知識と実践のための方法論を徹底解説!!
感想・レビュー・書評
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linux、solarisを中心に書かれたシステムパフォーマンス本。
インフラからアプリケーション、クラウドでのパフォーマンス注意点、調査方法まで踏み込んでいて内容は多岐にわたる。利用しているツールはメジャーなのもあるが、中々使う機会がないものもあり、出来れば有料版も含め、メジャーなツールをもう少し使ってもらうと有難い。
ストーリー形式のパフォーマンス問題の対処方法の記載は中々良かった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Linuxファイルシステムの性能解析の際に、ファイルシステムに関係するS/W構成、解析の視点、解析の手段を体系的に理解するために使用した。主に「8章 ファイルシステム」、「3.2.10 ファイルシステム」を参照した。
今後、具体的な作業の着手前に計画・構想を立てる際や、困った時に辞書的に参照するのがメインの使い方になりそう。一方で、「2章 メソドロジ」、「4章 可観測性ツール」、「13章 ケーススタディ」あたりを勉強して、性能解析についての体系的な知識を身につけることもやっておきたい。 -
パフォーマンスの測定から改善に関するあらゆることが読める。ただしUnix/Linuxサーバに関することだが。
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# 書評☆4 詳解 システム・パフォーマンス | DTraceを使えばパフォーマンス計測は完璧
## 概要
OSとしてLinuxとSolarisを題材にシステムやソフトウェアのパフォーマンス計測について解説している。
メモリー,CPU,ファイルシステム,ネットワーク,仮想化など広範な領域に対して,パフォーマンス計測の観点や具体的なツールでの計測方法について解説している。どれも詳しくて具体的で役に立った。
iostat, vmstat, sarなど多数のコマンドが解説されている。その中でも,DTraceというD言語ベースのツールが非常に強力だ。このツールの存在は本書で初めて知った。
本書で扱っているほとんどのパフォーマンス計測で,DTraceのサンプルがたくさんあり,おそらくDTraceさえ使いこなせれば,パフォーマンス計測は完璧なのではないかとも思えた。
個人的にはベンチマークの節は物足りなかった。ベンチマークを測るときは,OSやハードウェアのどういう情報を併記する必要があるのか,そしてその情報はどうやって取得すればいいのか,そういう情報があればよかった。
## 結論
サーバーの保守などでパフォーマンスの計測が必要な場合,この本を手元に置いて読んでおくのが良い。
パフォーマンス管理の戦略を練る際にとても役に立つだろう。本書では,LinuxとSoralisしか対象としていないので,Windowsでも同じような本があればいいと感じた。
パーマリンク: <https://senooken.jp/blog/2018/07/24/>