キネ旬総研エンタメ叢書 「おもしろい」アニメと「つまらない」アニメの見分け方
- キネマ旬報社 (2012年3月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784873763927
感想・レビュー・書評
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ジブリ作品で、何回も見たくなる作品があるけれど、あれつまらないな と密かに思っていた作品がある・・けれど、やっぱりと納得に導いてくれて、なかなか面白い。
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おもしろいアニメとおもしろくないアニメを幾つかの手法を用いて分析している本。筋立てを13フェイズに分けて、構成ができているかを分析。リマインダーやミスペンスの存在などなど。具体的な作品としてラピュタやセーラームーンなどを細かく分析しおもしろいアニメの構造を説明している。が、相当繰り返し見返して分析したような内容なので、そんなに繰り返し見ないと面白さがわからないアニメを見るのは疲れるなぁと思う。
ただ、最近のアニメは第一話が面白くないと続きを見てくれないため、第一話が面白くなければ見なくていいというのは納得。 -
アニメと書いているが、基本的にアニメ映画の事を書いているので、映画にも通じる部分はある。文末には、時間を大切にしようと書いているが、面白いものとつまらないものを見分けるのも、個性を磨くための作業の一つだと思うので、この一言で終わらせたのはどうかと思った。
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13フェイズ構造、リマインダー等、アニメだけでなく様々な作品を観る上でおもしろいかおもしろくないかの判定の基準となる要素を各作品を例に出して書かれている本。とてもおもしろい。もちろんなんとなく楽しい、なんとなくつまらないで判断するってのが当たり前だと思うんだけど、じゃあなんで楽しいの?って言われたときになんとなくってのはちょっと悲しい。理論的に考えられるようになるってのは作品をより深く味わえることになるし、人にも勧めやすい。
ただし、この本を読むだけじゃなく実際に作品と照らし合わせないと意味が無いからこれからこの本を参考に好きな作品について考えてみたいと思う -
久々に読んだアニメ評論本。
とはいっても、ここで分析されてるほとんどのアニメが、見たことないかはっきりと覚えてない作品ばかりなので、残念ながら実感はわかなかった。
「画作り」「ミスペンス」(ミステリーとサスペンスを掛けあわせた造語)、「論理骨折」と13フェイズという視点で考えたら面白くなるらしい。
筋立てに13段階もあることに驚いた。そこまで考えられているんだろうか。 -
資料ID:21204616
請求記号:778.77||N -
読んだけど、『フラクタル』好きなので、ちと微妙。
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「フラクタル」、「ゲド戦記」が好きな人は読まない方がいいです。逃げない評論が好感をもてます。