ゆめのレプリカ

著者 :
  • クインテッセンス出版
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784874175439

感想・レビュー・書評

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  • 短歌教室の先生に貸していただいた。

    なんとも幻想的な感じさえする黒井健氏の絵。
    そこに加藤治郎氏の短歌。
    大人の空間へ一気に連れ込まれるような気持ちになる。

    加藤治郎氏の短歌はニューウェーブ短歌といわれてるそうですが
    この言い方、どうなの?昭和って感じですが。

    加藤治郎氏の短歌はとても独特の律を持っている。
    まるで曲が付けられるのを待っているようだ。

    最初の短歌は、短歌とは思わず読んだ。
    それくらいに短歌という気構えがあるのにない。
    不思議だった。

    大人の作品だ。
    官能的なんて言葉は使いたくないが
    奥の奥を掘り下げるような
    奥の奥から湧き上がるような
    そんな短歌があった。
    そこにありました。

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著者プロフィール

1959(昭和34)年、愛知県名古屋市生まれ。1982年、早稲田大学教育学部を卒業。1983年、未来短歌会に入会。岡井隆に師事する。1986年「スモール・トーク」にて第29回短歌研究新人賞を受賞。1988年『サニー・サイド・アップ』にて第32回現代歌人協会賞を受賞。1999年『昏睡のパラダイス』にて第4回寺山修司短歌賞を受賞。2003年、未来短歌会選者に就任。2005年、毎日歌壇選者に就任。2013年『しんきろう』にて第3回中日短歌大賞を受賞。2021年『岡井隆と現代短歌』を刊行。

「2022年 『海辺のローラーコースター』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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