ナイチンゲ-ル著作集 (第2巻)

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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784874740149

感想・レビュー・書評

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  • 「看護覚え書」は有名な本かもしれませんが、他の著作についてはマイナーかと思われます。
     全集の中で「病棟覚え書き」が読みたくて借りました。
    およそ一世紀半前の古典文学に位置します。

    病棟覚え書を読んでいて思った事は、彼女は非常に才覚ある女性であり、かつ厳しい女性であっただろうという事です。
     
    今、日本の病棟の構造、つまり施設基準を見ていて思いますが、
    彼女が作り上げた病棟構造の社会的提起から成り立っているのではないかと、思っています。

    ただ、この著作の中で彼女が提起した換気・光・構造等についてはまだ行われていない事も多く、今の日本の病棟構造へこれらを応用すれば、病人の回復は早くなるのではと考えて居ます。

    この本を読むと、今の医療技術は一見発展したように思いますが、内容は伴っていない事がよくわかります。

    彼女が言う提起を現代に置き換えると、病棟構造はまだまだ未熟だと言ってよいと思います。

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著者プロフィール

イギリスの富裕層の令嬢として両親の新婚旅行先のフィレンツェで生まれ、当地の英語読みである「フローレンス」と名づけられる。1854年、クリミア戦争のさなか、看護婦として従軍。野戦病院の総責任者として、衛生環境改善、病院内のシステム改革に手腕を発揮した。戦争終結後イギリスに戻り、ナイチンゲール看護学校の設立をはじめ精力的に活動し、近代看護の祖と呼ばれる。また数多くの著作を遺し、看護する者の心得を説いた『看護覚え書き』はいまも看護師のあいだでバイブルとして読み継がれている。

「2019年 『Truth』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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