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- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784874740149
感想・レビュー・書評
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「看護覚え書」は有名な本かもしれませんが、他の著作についてはマイナーかと思われます。
全集の中で「病棟覚え書き」が読みたくて借りました。
およそ一世紀半前の古典文学に位置します。
病棟覚え書を読んでいて思った事は、彼女は非常に才覚ある女性であり、かつ厳しい女性であっただろうという事です。
今、日本の病棟の構造、つまり施設基準を見ていて思いますが、
彼女が作り上げた病棟構造の社会的提起から成り立っているのではないかと、思っています。
ただ、この著作の中で彼女が提起した換気・光・構造等についてはまだ行われていない事も多く、今の日本の病棟構造へこれらを応用すれば、病人の回復は早くなるのではと考えて居ます。
この本を読むと、今の医療技術は一見発展したように思いますが、内容は伴っていない事がよくわかります。
彼女が言う提起を現代に置き換えると、病棟構造はまだまだ未熟だと言ってよいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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