- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784874984895
作品紹介・あらすじ
2011年5月3日の憲法記念日に、身に覚えのない「痴漢行為」で「現行犯逮捕」された憲法学者。自らの体験を元に、警察・検察・裁判所・メディアの「えん罪スクラム」に挑む。
感想・レビュー・書評
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冤罪被害は誰にでも起こることである。
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憲法学者でさえも、警察、検察の肉体的、身体的な圧力により、やってもいない犯罪について、認めてしまおうかと考えてしまうことに、とても、ショックを受けた。
また、マスコミが実名報道することによる様々な被害が降りかかり、例え、無実でも、その被害が救済されないことも、深刻に感じた。
通勤電車では気をつけているが、女性の近くになってしまうと、いつも怖くなる、冤罪に巻き込まれないかと。 -
憲法学者が痴漢冤罪で捕まった体験記。
法律学者だけあって冤罪の過去の事件のおさらいや、手続法のポイントなども説明してくれる。
と、いっても勢いで書いたのか、憲法的な背景や様々な事件の紹介なども、読んでいるこっちの知識の範疇であることが多く、表層をさらっと撫でて紹介してくれた印象に留まります。
これをきっかけに、次の読書に進むといいと感じます。
個人的には冤罪は怖いけど、無くすものでも無いのかなと思う。
その後の補償を手厚くする方が大切な気がします。 -
筆者の体験に基づいているので、実際こうなるのか、と面白かった。
ただ、多角的な視点の下書かれていない所が残念。