痴漢えん罪にまきこまれた憲法学者

著者 :
  • 高文研
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本棚登録 : 19
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784874984895

作品紹介・あらすじ

2011年5月3日の憲法記念日に、身に覚えのない「痴漢行為」で「現行犯逮捕」された憲法学者。自らの体験を元に、警察・検察・裁判所・メディアの「えん罪スクラム」に挑む。

感想・レビュー・書評

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  • 冤罪被害は誰にでも起こることである。

  • 憲法学者でさえも、警察、検察の肉体的、身体的な圧力により、やってもいない犯罪について、認めてしまおうかと考えてしまうことに、とても、ショックを受けた。

    また、マスコミが実名報道することによる様々な被害が降りかかり、例え、無実でも、その被害が救済されないことも、深刻に感じた。

    通勤電車では気をつけているが、女性の近くになってしまうと、いつも怖くなる、冤罪に巻き込まれないかと。

  • 憲法学者が痴漢冤罪で捕まった体験記。
    法律学者だけあって冤罪の過去の事件のおさらいや、手続法のポイントなども説明してくれる。

    と、いっても勢いで書いたのか、憲法的な背景や様々な事件の紹介なども、読んでいるこっちの知識の範疇であることが多く、表層をさらっと撫でて紹介してくれた印象に留まります。
    これをきっかけに、次の読書に進むといいと感じます。

    個人的には冤罪は怖いけど、無くすものでも無いのかなと思う。
    その後の補償を手厚くする方が大切な気がします。

  • 筆者の体験に基づいているので、実際こうなるのか、と面白かった。
    ただ、多角的な視点の下書かれていない所が残念。

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著者プロフィール

飯島滋明(いいじま・しげあき)
名古屋学院大学教授。名古屋市立病院臨床研究審査委員。専門は、憲法・平和学・医事法。著作は、前田哲男・飯島滋明編『国会審議から防衛論を読み解く』(編著、三省堂、2003年)、前田哲男・飯島滋明編『Q&Aで読む日本軍事入門』(吉川弘文館、2014年)、憲法ネット103編『安倍改憲・壊憲総批判─憲法研究者は訴える』(八月書館、2019年)など。

「2020年 『はじめの一歩 法学・憲法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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