親という名の暴力

著者 :
  • 高文研
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本棚登録 : 62
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784874984949

感想・レビュー・書評

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  • 職場に常軌を逸した女性がおり、その方の異常な攻撃の的になってしまい精神的な苦痛から体調不良が続いており
    異常者の考えや対処の仕方などについて調べている時に
    偶然TVで「境界性人格障害」というものがある事を知り
    「これはあの人に当てはまるのでは」と思い検索したのがきっかけでこの本を手に取りました。



    大変に不快で最後までは読めませんでした。

    (そんなに自分話を聞いて欲しいのか読み手にとっては はしょって欲しい部分も多かったです)

    作者の選民意識の高さが鼻につきます。
    自分の学力の高さ、東大卒の強調や
    P115等の「その、弟と同じ学年の女の子は、両親の知能レベルが比較的低いという以外に、特に原因の見当たらない知的障害児で」のような人を見下す文章の数々。
    …知能レベルが比較的低いって調べたんでしょうか?見て分かるもしくは話したから分かる?本人が読まないだろうとしても言って(書いて)良い事?わざわざ書く事でしょうか?知能レベルが低めの人の子供だと障害児生まれやすいのですか?誤解を招くのでは?

    小学生頃からありえないような人を傷つける言動をしている(P59)にもかかわらず高校生になってから意地悪くなってしまったという認識も凄い。小学生で級友を気持ち悪いと言ったり他人の家の事を意識も生活レベルも低いと馬鹿にするのは意地悪に入らないのだろうか。しかも本人が自覚したその意地悪のレベルも凄い。友人が誕生日に贈った本をすぐに読んでくれなかったから平手打ちしたとか。手を上げるのは意地悪ではなく暴力。絶対にありえないと思うのですが…。
    相手に刃物を出して見せるなんて事もまともな人なら絶対にしない。「これこれこういう理由でこのような行動に」と書かれても理解なんて出来ないです。
    相手に対する不満を手紙に書いて後で出すという執念深さにもぞっとしました。その問題が進行中に十分に話し合えなかったのはご自身にも問題があったからだとしか思えないのですがそれを終わった後にまで引きずって手紙にして送るって…。

    全ては読めませんでしたが自分の疑問の答えはなんとなくわかりました;

    職場の人格障害と思われる人を理解するのは絶対に無理だと;
    「意地悪」の認識レベルが尋常じゃなく低いから
    日常的に他人を傷つけたり不快にするような言動が出来るのでしょう。

    職場の人格障害と思われる人の異常な攻撃によって沢山の人が辞めています。仕事先から苦情が入ったりも。

    人格障害の人のせいで心身を病んでしまった側としてはこういう人は隔離して欲しいと思ってしまいます。
    職場の異常者は自分は人より上だと思いあがり他人を見下し、それどころか普通の人達を異常者呼ばわりする始末で手に負えず自分から病院に行くなどあり得ません。

    全員が就業前に精神異常かどうかの検査を受けてそれが明らかにされるようになれば
    他人に被害を出さないような仕事にまわしたり問題のある言動をしたら注意喚起出来る状態になりそうなのですが。

    P278のようにいくらパニックになったからと言って物を投げつけたり椅子を振り回すなどと一歩間違えば相手を殺してしまうかもしれない行動をしたり罵詈雑言、声を限りに叫んだりなどと言う事をする人が他人にどれだけ恐怖を与えるものなのかも理解して欲しいです。

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