- Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
- / ISBN・EAN: 9784875024828
作品紹介・あらすじ
2016年、東京に上陸し、丸の内で活動を停止した巨大不明生物、通称「ゴジラ」。従来の生物学の知見では単純に説明することのできない生態や機能、起源と発生プロセスの謎に、生物学の最新知見をもって挑む。「シン・ゴジラ」に登場する女性科学者のレポートや、1954年初代「ゴジラ」の山根恭平博士の孫による講演記録など、科学的知識と虚構が入り交じる一書。
感想・レビュー・書評
-
理化学研究所主任研究員の著者による怪獣愛の本。生まれて始めてみたテレビも映画も怪獣だった私は、怪獣を卒業することができないままこの歳になってしまった私だが、そんな同世代(著者はちょい上ですが)が生物学者になるとこんな本がかけるんだな。細かいツボまでつんつんしてくる好著。この人の怪獣以外の学術書も読んでみたい。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『シン・ゴジラ』を高く評価。三段階の変態をなんとか生物学的に掌握しようと試みる。ロケット弾にもめげない皮膚の再生能力や尻尾の役割なども考察/巻末リストで「逆襲」を第一作ゴジラより上にするあたり、ストーリーにおいて「悪い魔法使い」=芹沢博士の/著者の怪獣映画の初見は『モスラ対ゴジラ』怪獣にリアリティを感じた/妖精的存在や超科学兵器や好意的異星人=ウルトラマンなどといった「取り巻き」が添えられると物語は「童話化」する/ウルトラマンよりも『Q』が好き、不気味な所が良い/怪獣映画は大人が見ても、何度見ても楽しめる。それは平和な戦争映画
-
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB23178261