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- Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
- / ISBN・EAN: 9784875025429
作品紹介・あらすじ
映画や小説をはじめとする数多のフィクションに描かれる吸血鬼。その下敷きになったのが、東欧のスラヴ地方から、ギリシア、北ドイツ、ロシアなどに広く伝わる“吸血鬼(ヴァンピール)伝説”だ。しかしそこで描かれる吸血鬼像は、「赤ら顔で、肉付がよく、無精髭を生やし、経帷子を着た、みすぼらしい農夫」だった。民俗学者の著者は、民間伝承の吸血鬼を詳細に検討。そこに、現代法医学による「死体の腐敗過程の科学」の成果を加えて、吸血鬼の意外な実像を明らかにする。吸血鬼とは、異常な死に方をして特殊な腐敗現象を起こした死体のことだったのだ。画期的名著、待望の新装復刊!
感想・レビュー・書評
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バーコードもない古い本を図書館で発掘。
民間伝承を現実的に検証する、といった姿勢がなかなか興味深かったな。
火葬にどれくらいの手間暇がかかるか、なんて研究はかなり斬新。現代の火葬技術がない時代、なんとも大変な仕事であったことがわかった。昔は罪人の火炙りなんて世界各地で行われていたので、もっと簡単なものだと思っていたわ。
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