- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784875510550
作品紹介・あらすじ
著者が非正規労働者を初めて取材した20年前、それから20年の間に非正規雇用者は急激に増え、今や働く人の約4割が非正規労働者になっている。弱者への切り捨て・差別・自己責任化する風潮などが広がり、コロナ禍でさらに日本社会の脆弱さが露呈した。
非正規労働者の実態を取材した渾身のルポルタージュ。
感想・レビュー・書評
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《不寛容な時代が貧困強制社会を産む》
アルバイト、パート、契約社員などの「非正規雇用」が不安なことは「働き続けられる保証がないこと」だ。それをあからさまにしたがコロナ禍だ。
人を使い捨てにしなくてはならないと思っている会社は無くても良いのではないか?そもそも会社の規模を身の丈以上にしようとするからではないだろうか?
売り上げを大きくするとか、従業員を多くすることが会社を豊かにすることではないという考え方にシフトする時代が来ると予想する。
発達障害の人達は「寛容な社会」で受け入れられ続けてきた。高齢者は「ちょっと変わった人」であったり「個性的な人」として生きられた。
今の子供たちは早期に「発達障害」として診断を受け、関わり方に配慮してもらい、時として「強み」として生きていけるようになってきている。
今の現役世代は世の中が「不寛容」に劣化している中で配慮を受けず、苦しい生き方を強制されている。
精神障害、発達障害は目に見えづらく「心で観る」ことができる「心が豊かな人」が身近にいることで、自分らしく生きられるのではないか。
この書籍は「心が豊かな人」であるために一緒に感じ、考える良書である。 -
校正が雑すぎて残念
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『知らない』は、攻撃にも繋がるんだなぁと改めて思った。
非正規雇用の実態や、生活保護のこと、発達障害についても『知らない』からこそのバッシングや偏見があるんだと思った。
一言で『格差社会』と簡単に言うてしまってるけど、本当に大変なことだと身に染みた。
今は仕事はあるけど、明日は我が身だと思うと…社会の仕組みをみんなで変えていかないといけないと思った。 -
東2法経図・6F開架:368.2A/F67b//K