満洲国グランドホテル

著者 :
  • 芸術新聞社
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本棚登録 : 139
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (568ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784875866398

作品紹介・あらすじ

「二キ三スケ」(東条英機、星野直樹、松岡洋右、岸信介、鮎川義介)だけで満州は語れない。

「一ヒコ一サク」(甘粕正彦、河本大作)が隠然たる影響力を行使する、

再チャレンジ、前歴ロンダリングも許される自由の天地。「五族協和」の理想を信じた人たちの生と死。

既存の満州国のイメージをくつがえす、満州へ渡った日本人の奇妙にして、真剣なる「昭和史」物語。

感想・レビュー・書評

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  • ◆著名人らに映る実験国家
    [評]佐藤卓己(京都大教授)
    満洲国グランドホテル 平山周吉著:東京新聞 TOKYO Web
    https://www.tokyo-np.co.jp/article/178679?rct=shohyo

    満洲国グランドホテル | 芸術新聞社公式サイト
    https://www.gei-shin.co.jp/books/isbn978-4-87586-639-8/

  • 図書館でだいぶ待った。一冊しかないから。小説かな?と思ってたら全然違った。最初の小林秀雄で挫折。

  • だらだらと抜書きばかりでふくらんだ、まあつまらない本だった。

  • 取り上げる人とエピソードがニッチすぎて…興味ある部分だけつまみ読み。
    満洲国の全体像がわかる期待値だと難しすぎた。。

  • 作者は満州についての情報のコレクターで、それをかき集めた雑文だった。そのためわりと脈絡がなく、話があちこち飛んでいる。
    ここには新しい情報があるのだけれど、なんとなくとりとめのない本だった。スクラップブックを読んでいるような。きっと本人が原稿持ち込みで、つくられた本なのだろうな。

  • 満洲国とは何だったのか。日本の近代化の過程で生まれた植民地政策、と一言では片づけられない何かがある。満洲国に来た日本人がそこで何を感じ、何を求めたのか。王道楽土の建設に野心を持ってきた者、開拓移民として送られて来た者。左翼運動をしたために逃れて来た者。それぞれにはそれぞれの違った満洲への思いがある。事の正否はとりあえず脇に置いて、それぞれの人の声に耳を傾けたい。

  • 2022京都外大図書館プロジェクト Library Explore Mission(L.E.M.)学生選書
    京都外大図書館所蔵情報
    資料ID:655831、請求記号:222.5||Hir

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著者プロフィール

平山周吉(ひらやま・しゅうきち) 1952年東京都生まれ。
1952年東京都生まれ。雑文家。慶応大学文学部卒。雑誌、書籍の編集に携わってきた。昭和史に関する資料、回想、雑本の類を収集して雑読、積ん読している。著書に『昭和天皇「よもの海」の謎』(新潮選書)、『戦争画リターンズ 藤田嗣治とアッツ島の花々』(芸術新聞社)、『淳は甦える』(新潮社)。『戦争画リターンズ 藤田嗣治とアッツ島の花々』で第34回雑学大賞出版社賞、『江藤淳は甦える』で第18回小林秀雄賞受賞。

「2022年 『満洲国グランドホテル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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